遠藤、4年後ロシアW杯に意欲

 「サッカー日本代表合宿」(10日、豊田)

 サッカー日本代表は10日、ホンジュラス戦、オーストラリア戦に向けて愛知県内で合宿をスタートし、約1時間半、軽めのメニューで調整を行った。ブラジルW杯以来の復帰となったチーム最年長のMF遠藤保仁(34)=G大阪=は、自らの経験をチームに伝える考えを示す一方で、38歳で迎える18年のロシアW杯出場にも意欲。同じくW杯以来の復帰組であるDF内田篤人(26)=シャルケ=は、負傷した左手について骨に異常がなかったことを明かした。

 惨敗に終わったブラジルW杯から、約5カ月。再び、代表ウエアに袖を通した遠藤が新たな決意を口にした。

 「代表はいつだって目標。最年長ですけどアギーレさんになってからは新入生と一緒。学ぶところは大きい。クラブとは要求が違うだろうけど、戦術を理解していきたい」。日本男子で歴代最多となる国際Aマッチ146試合出場経験を持つ百戦錬磨の気分は“オールドルーキー”といったところだ。

 ジーコジャパン時代の02年に初選出されてから足かけ15年。ドイツW杯では出場なしという憂き目にも遭ったが、長きにわたって代表に呼ばれ続けた。ブラジルからの5カ月という空白期間に「これほど日本代表から離れたのも久々だったのでね。代表は見るものじゃないと、あらためて思いましたね」。ひょうひょうとした口ぶりとは裏腹に、その言葉は熱を帯びている。

 見据えるのはロシアW杯。「W杯は何度出ても良いもの。毎試合が特別ですし、またその経験を積んでいけたら」と4年後に視線を向ける。アギーレ監督も「サッカーは年齢ではなく、質」と選出理由を説明するように円熟味を帯びるプレーメーカーは、ピッチ内でその存在価値を見せつける。

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