「富士ゼロックス・スーパーカップ、広島２-０横浜Ｍ」（２２日、国立）

　不出来のチームに怒りを爆発させた。横浜ＭのＭＦ中村俊輔（３５）は「ゲームに入るフィジカルもアドレナリンも出てなかった。シーズン最初だからっていう空気。それじゃいけない」。昨季、公式戦で３連勝したお得意さま相手の完敗に、危機感を募らせた。

　開始６分に左サイドのＤＦドゥトラが石原に抜かれ、簡単に失点。試合中も体が重い選手が目立ったといい、「サイドチェンジしているのに歩いていた」と苦言を呈した。

　次戦は２６日のアジアチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）全北戦（韓国・全州）。中３日での立て直しが求められる。「次、声かけてＡＣＬを戦うチームにする。まだ今日は起きていない」と、主将の言葉は最後まで厳しかった。