まさか…比嘉大吾が体重オーバーで王座剥奪 日本人王者初

WBC世界フライ級王者の比嘉大吾が、3度目の防衛戦で規定体重を作れずまさかの王座剥奪となった。体重超過による王座剥奪は日本初。日本ボクシング界に汚点を残してしまった。

公開日:2018.4.15

世界王座奪取時には相手が体重超過で王座はく奪されていた

比嘉の相手が王座剥奪、体重オーバーで再計量放棄 具志堅会長は不快感

 「ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(20日、有明コロシアム) 前日計量が19日、都内のホテルで行われた。同級1位の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)はリミットの50・8キロでパスしたが、王者ファン・エルナンデス(メキシコ)は最初の計量で51キロと200グラムオーバー。王座剥奪が発表された。

比嘉の相手が王座剥奪、体重オーバーで再計量放棄 具志堅会長は不快感
具志堅会長、減量できない王者に怒り「落としてこないと」国内では4月にも

 所属ジムの具志堅用高会長は「世界戦でああいうのはダメだよ!」と声を荒らげ、不快感を示した。

具志堅会長、減量できない王者に怒り「落としてこないと」国内では4月にも
比嘉が6回TKOで世界奪取 具志堅会長悲願達成!ついに世界王者誕生

 「ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(20日、有明コロシアム) 同級1位・比嘉大吾(21)=白井・具志堅スポーツ=が6度のダウンを奪い、6回2分58秒TKOで、計量失格で前王者となったファン・エルナンデス(30)=メキシコ=を破り、世界初挑戦で王座を獲得した。

比嘉が6回TKOで世界奪取 具志堅会長悲願達成!ついに世界王者誕生

 計量失格となった前王者を6度倒し、世界王座を奪取。そして2度の防衛戦もKOでクリアし、浜田剛史らが持つ15戦連続KOの日本記録にも並んだ。しかし一方で、自身にも減量苦の陰が忍び寄っていた。

V2後、減量苦を告白「フライ級長くない」

比嘉、アメリカでの統一戦を熱望「できるだけ早く」 でも…「飛行機が怖い」

 次戦以降について「16は初めての記録なので狙って、できれば20とかは上の目標にもなる」と連続KO継続に意欲。減量苦もあり、「フライ級は長くないと思うので、すぐにでも統一戦がしたい」と熱望した。

比嘉、アメリカでの統一戦を熱望「できるだけ早く」 でも…「飛行機が怖い」

V3戦3日前 不穏な空気が…具志堅会長「体重を教えてくれない」

3度目防衛目指す比嘉、予備検診で減量苦 具志堅会長「厳しい状況」

 「ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(15日、横浜アリーナ) 3度目の防衛と、日本新記録の16連続KO勝ちを目指すフライ級王者の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)は12日、都内で行われた予備検診で減量苦を感じさせた。

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