米プロレスラーのドリー・ファンク・ジュニアさんが逝去 天国で弟・テリーさんと「ザ・ファンクス」を

 日米のプロレス界で長年活躍し、2023年8月に79歳で亡くなった弟の故テリー・ファンクさんとのタッグ「ザ・ファンクス」として人気を集めた米プロレスラーのドリー・ファンク・ジュニアさんが4日(日本時間5日)、死去した。85歳だった。プロレス団体WWEが発表した。米メディアによると、南部フロリダ州でホスピスケアを受けていた。

 ドリーさんが天国へ旅立った。喜怒哀楽を前面に押し出し、「テキサスの荒馬」と呼ばれた弟とは対照的に、スタイルは冷静沈着そのもの。伝家の宝刀「スピニング・トー・ホールド」などでファンを魅了した名レスラーが逝った。

 父ドリー・ファンク・シニアの指導を受け、1963年1月にデビューした。69年2月、ジン・キニスキーを破ってNWA世界ヘビー級王者となり、4年以上タイトルを保持。日本でジャイアント馬場やアントニオ猪木と防衛戦を行った。

 日本のプロレス史の語り草となっているのが、テリーさんと組んで参戦した1977年12月の世界オープンタッグ選手権の最終戦。アブドーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シーク組の執拗(しつよう)なフォーク攻撃を受けたテリーさんが右腕から大流血。蔵前国技館に悲鳴がこだまする中、ドリーさんが1人で闘う時間もあり、不屈の魂で優勝を手にした「ザ・ファンクス」の人気はその後、確固たるものになっていった。

 2008年3月1日、全日本の両国国技館大会で引退試合が行われた。09年、テリーさんと共にWWE殿堂入り。引退後はレスリングスクールでスター選手の育成に取り組んだ。

 24年に来日し、8月に行われたFMWE「テリー・ファンク一周忌追悼・大仁田厚デビュー50周年記念大会」に出場。83歳で参戦し、西村修と組んで大仁田厚、雷神矢口組と対戦して勝利を収めたのが最後の試合だった。

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