澤田千優 鮮烈一本V 女子格闘技の第一人者・三浦を腕ひしぎ十字葬 ボーナス450万円&次戦タイトル戦決定「すごくうれしい」
「ONE SAMURAI 1」(29日、有明アリーナ)
女子アトム級MMAで、元修斗王者の澤田千優(28)が、第一人者の三浦彩佳(35)に1回4分33秒、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちした。鮮烈なフィニッシュで、ONEのチャトリCEOからは450万円のボーナスが贈呈された。さらに、次戦での同級世界王座への初挑戦も決定。同級では、平田樹(26)がリトゥ・フォガット(31)=インド=に一本勝ちし、2戦ぶりの再起星を飾った。
澤田が女子格闘技の“世代闘争”を制した。長年、第一人者として君臨してきた三浦に対し、レスリング出身のフィジカルと技術で制圧。開始直後、相手のタックルを組み止めると、頭部への膝で迎撃した。さらにグラウンドでもコントロールし続け、腕ひしぎ十字固めに入ると、粘られたものの最後は極めきってタップを奪った。
「すごくうれしい。三浦選手がいたから女子の試合が盛り上がっている。すごく感謝している」。跳び上がって喜んだ後、敬意も込めながら声を弾ませた。
試合前は陣営から「負けたら破門」とハッパを掛けられていただけに、「除名されずに済んだ」と安どした様子で笑った。450万円のボーナスとともに、次戦がタイトルマッチになることも電撃発表され、思わず涙をこぼした。「泣いてちゃダメ。必ず勝って、(ONEで)日本女子初めてのベルトをしっかり取って、みんなに見せたい。(次戦が)いつになるかわからないが、もっともっと練習をして完成度を上げたい」と誓った。
また、今大会は元K-1王者の武尊(34)の引退試合とあって、フジテレビ系でディレイながら地上波放送された。女子格闘技の新旗手は「女子はただでさえフィーチャー(注目)されにくいので、地上波放送を見て女子格闘技がある団体だと少しは知られる機会になる。うれしい」と感慨を込めた。
