僅差判定にリヤドの会場がどよめく 中谷潤人が辛勝 中盤はKOフィニッシュ期待し「ナカタニ!」の合唱発生も

 「ボクシング・12回戦」(27日、リヤド)

 スーパーバンタム級での初戦となった世界3階級制覇王者の中谷潤人(27)=M・T=は、WBC同級9位セバスチャン・エルナンデス(25)=メキシコ=に3-0で判定勝ちした。

 2者が115-113、1者が118-110をつける辛勝だったが、判定が読み上げられると場内にどよめきが起こった。

 2回までは中谷が一方的に攻めまくる展開。中盤へとラウンドが進むごとに、中谷のKOフィニッシュを待ちわびるかのような「ナカタニ!」の合唱が発生した。しかし、最終盤は中谷の右目が腫れ、打てども打てどもエルナンデスの前進がと手数が止まらない状況。どちらが勝者になるのか、判定を待つ間の会場は緊張感に包まれた。

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