畑山隆則氏「喋り良くて弱い奴いっぱい」トーク先行の格闘界にチクリ 竹原慎二氏も賛同「現役は不器用でいい」RISE表彰式に登場
キックボクシングのRISEが1日、都内で年間表彰式の「RISE’s PRIZE」を開催した。年間で最もファンを沸かせた試合として「エクストリームファイト賞」には昨年10月の門口佳佑(29)VS安本晴翔(24)が選ばれたが、プレゼンターとしてボクシング元世界王者の竹原慎二氏(53)、畑山隆則氏(49)がゲスト出演。2人には賞金100万円が贈られたが、竹原氏は「私も1995年にボクシング協会の最優秀試合と最優秀選手になったが、今ビックリしたのが100万円という副賞?ボクシング協会には(賞金が)ないんですよ(笑)。RISEさんはすごい」と自虐トークで笑いを誘い、「これからもいい試合をして格闘技界を盛り上げて、後にボクシング界に来てください」と“勧誘”した。
門口は「レジェンド2人から(賞を)渡していただきありがたい。こういう試合をたくさんして後輩たちの夢になる舞台にしたい」と背筋を伸ばした。一方、安本は緊張からか壇上で言葉に詰まり「うれしい」を連発してしまい、「トークがうまくなるようにしたい」と課題に挙げた。
トーク力に悩むキック界のホープに対し、畑山氏は「いいじゃないですか」と好感を持った様子。竹原氏も「私も現役時代はばっちりしゃべれなかった。僕は現役選手は強くて不器用なしゃべりでいいと思う」と賛同し、「(強い上に)口が立つのがハタケ(畑山)でしたけど」と笑った。
畑山氏もうなずきながら、「不器用な方が好感が持てる。今は逆にべしゃり(喋り)が良すぎて弱い奴がいっぱいいるのでね」と、トラッシュトークやSNSも駆使した現代の格闘技界をチクリ。「それなら、強くてべしゃりが効かないほうが今はいいんじゃないですかね」と持論を述べた。