井上尚弥、拓真にも好かれる気配りの男 ボクシング転向の武居由樹の人柄は

 元Kー1世界王者でプロボクシングに転向した武居由樹(26)=大橋=がデイリースポーツのインタビューに応じ、同じくキックボクシングから転向した那須川天心(24)=帝拳=との将来的な対戦へ意欲を示し、エールを送った。

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 幼少のころの問題児は、礼儀を学ぶために10歳でキックボクシングを始めたことは有名な話だが、今の武居にはそんな姿は微塵(みじん)も感じない。取材中、腰痛を和らげるために正座しようとした記者に「足が痛いですか?大丈夫ですか?椅子を持ってきましょうか」と言って、気にかけてくれた。

 取材日当日は、日中にスパーリングをこなして、疲れている中でも、撮影のために3ラウンドほどのシャドーボクシングをこなしてくれた。気配りの男は、高校時代、主将を任されるのもうなずけた。大橋ジムでは井上尚弥・拓真兄弟といった看板選手の先輩にも好かれているという。

 「尚弥さん、拓真さんとか、ほかの選手もそうですけど、ジムにはいっぱいすごい選手がいるので、毎日が勉強です」。Kー1で鍛え上げた心と体で、ボクシングでも世界王座を取れるのではないかと期待を持たせてくれる選手だ。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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