井上尚弥4団体統一 米英メディア絶賛「一方的な試合」ESPNはトップ100の1位選出

 11回KOでバトラーを下し喜ぶ井上尚弥(代表撮影)
 4つのベルトを手にポーズを決める井上尚弥(撮影・堀内翔)
 ラウンドガールを務めるRIONAらCYBERJAPAN DANCERS(代表撮影)
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  「ボクシング・世界バンタム級王座統一戦」(13日、有明アリーナ)

 WBA・WBC・IBF統一王者の井上尚弥(29)=大橋=が、WBO王者ポール・バトラー(34)=英国=と対戦。11回1分9秒、圧巻のKO勝ちで史上9人目、アジアでは初となる4団体統一を成し遂げた。世界にその名をとどろかせたモンスターを米英メディアが速報で称えた。

 英BBC電子版はリング上で両手を上げて笑顔を見せる井上の写真を掲載し、バンタム級では1972年のエンリケ・ピンダー=パナマ=以来、50年ぶりの統一王者、4団体時代では史上初の偉業を伝えた。試合内容については、1ラウンド目から井上が前に出て重圧をかけ続けていたとし、「イノウエは力強いボディーショットを繰り出したが、、試合が進むにつれて明らかにフラストレーションがたまっていた」、「イノウエは7ラウンド目に“アリ・シャッフル”を使い、8ラウンド目には両手を背後に回してバトラーを誘ったが、乗ってこなかった」と記した。

 米スポーティングニューズは、11ラウンドでの決着を「結果的にはイノウエがファンを楽しませる一方的な試合だった」と表現。「ナオヤ“モンスター”イノウエが圧倒的TKOで歴史をつくった」と称えた。米スポーツ専門局ESPN電子版はボクサー100人のランキングを掲載し、24連勝を飾った井上を1位に選出。WBOウェルター級王者のテレンス・クロフォード(39戦無敗、30KO)やヘビー級3団体王者のオレクサンドル・ウシク(20戦無敗、13KO)らを上回る評価を下した。

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