石井慧「クロアチアから来ましたサトシ・イシイです」ボクシングデビュー戦へ万全調整

 ポーズを決める高山秀峰(左)とサトシ・イシイ=ANAクラウンプラザホテル大阪
 ポーズを決める高山秀峰(左)とサトシ・イシイ=ANAクラウンプラザホテル大阪
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 元世界3階級王者で「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(35)がプロデュースするボクシングイベント「3150FIGHT vol.3」(14日・エディオンアリーナ第1競技場)の計量と会見が13日、大阪市内のホテルで行われた。今回プロボクサーとしてデビュー戦ヘビー級4回戦を迎える2008年北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧ことサトシ・イシイ(35)=クロアチア=は110・0キロで計量を通過した。対戦相手の高山秀峰(29)=スパイダー根本=は100・5キロだった。

 クロアチア国籍を持つイシイはクロアチアでボクシングライセンスを取得し、「サトシ・イシイ」として日本でデビューする。「こんにちは。クロアチアから来ましたサトシ・イシイです。このような機会を与えてくださった亀田プロモーションの皆さま、JBCの皆さま、本当にありがとうございます。クロアチアのボクサーとして勝利をクロアチアに持って帰れるように明日は頑張ります」と意気込みを語った。

 北京五輪後に総合格闘技に転向した石井はRIZINやK-1のリングにも参戦してきたが、ボクシングには初挑戦。「五輪スポーツであるボクシングに挑戦したいと純粋に思い、亀田さんに話したらチャンスをいただけることになった」と経緯を説明。ロシアで6週間のボクシング合宿を行うなど万全の準備をしてきたという。

 ボクシングの実力については「向いているか、向いていないかで言うと正直、世界王者にはなれないと思います」と明かす。デビュー戦での勝利を目指し、次なる目標として日本ヘビー級1位・但馬ブランドンミツロ(27)=KWORLD3=に照準を置く。但馬は今回のメインイベントで韓国ヘビー級王者の韓国同級王者のイ・ソンミン(31)=韓国=と対戦。史上最短のデビュー2戦目で日本王座獲得を狙う但馬に対し、「踏み台に使ってもらいたい」と呼びかけた。

 興毅ファウンダーはライセンスが但馬はA級(8回戦)でイシイが4回戦デビューであることを指摘。「もう少し先になるんじゃないかな」と現実的な見通しを説明しながらも「面白いカードになるのならマッチメークのひとつになればいい」とデビュー戦での活躍を期待した。但馬も「僕としてはやるならやるよ。それだけです」と話した。

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