皇治ボクシング戦は予定通り開催 JBCの待ったに主催者説明 亀田興行とは切り離し

 ボクシング元世界3階級王者の亀田興毅ファウンダー(35)がプロデュースするボクシングイベント「3150FIGHT」は3日、元K-1で現在はRIZINで活動する皇治(33)=TEAM ONE=が、C級プロボクサーのヒロキング(福重浩輝、29)=KWORLD3=と対戦する「ABEMAスペシャルマッチ」を予定通り8月14日にエディオンアリーナ大阪第1競技場で開催することを公式サイトで発表した。

 サイトには「『ABEMAスペシャルマッチ』の実施について」と題した「ABEMAスペシャルマッチ実行委員会」名義の声明を掲載。「8月14日(日)ABEMAで配信予定の『ABEMAスペシャルマッチ』について、改めて正式に開催する旨をご説明いたします」と伝えた。

 日本ボクシングコミッション(JBC)のライセンスを保持しない皇治と、保持者のヒロキングが対戦することにJBCからストップがかかったと一部で報じられたことに対する主催者の方針を明らかにした。「『ABEMAスペシャルマッチ』は、日本ボクシングコミッション(以下、JBC)の管轄外のABEMA番組企画として、8月14日(日)に同会場で行われるJBC管轄内のプロボクシング公式戦『3150FIGHT vol.3』とは切り離した形でJBC管轄外のABEMA番組企画として実施されます」とJBC管轄外の試合であることを強調した。

 同様の企画は昨年12月にも実施している。「本企画は、2021年12月16日にメルパルクホール大阪で行われたエキシビジョンファイト企画『但馬ミツロvs西島洋介』を前例に企画されたもので、当時、但馬選手はA級ライセンスを所持するプロボクサーで、西島選手は元東洋太平洋王者でありながらJBCよりライセンス停止中で、他の格闘技団体にも出場していた選手でした。当時、この両者のスパーリングの実施を事前にJBCに相談し、JBCよりJBC管轄外として行うことの指示を受けて、JBCからゴング等の備品をお借りし、同日同会場で行われたプロボクシング公式戦『3150FIGHT vol.1』の後に実施されました。また、このエキシビション企画の実施後にJBCや日本プロボクシング協会からのご指導やご指摘は特にございませんでした」と前回における開催までの流れを説明。

 そして「本企画は、ボクシング以外の他の格闘技団体が開催するイベントにプロボクサーが参加するのではなく、所属フリーの格闘家・皇治選手とプロボクシングC級ライセンスを所持する4回戦ボクサーであるヒロキング選手がスパーリングで対戦する企画で、JBC管轄外の公式戦ではない、公式試合場ではない場所で行われるABEMA番組企画です」と位置づける。JBCルールにある「他の格闘技団体には関与しない」、「JBCのライセンスを所持していない者は、JBC管轄のプロボクシングの試合(公式試合場におけるスパーリングおよび慈善試合を含む)に関与することはできない」、「ボクサーが公式試合に出場する場合は事前にJBCの許可が必要(公式試合場におけるスパーリングを含む)」などには抵触しないとの考えを示した。

 最後に「様々な憶測や推定による記事が掲載されておりましたが、上記で説明させていただいた形で、8月14日(日)にABEMA番組企画は実施されますことをご理解いただければと思います」と当初の予定通り開催することを表明した。

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