亀田興毅氏 かつての宿敵と共闘へ “疑惑の判定”ランダエタ氏をトレーナーで招へいへ

 亀田興毅氏
 WBA世界ライトフライ級王座決定戦で拳を交えた亀田興毅ファウンダー(左)とランダエタ氏=06年8月2日、横浜アリーナ
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 元世界3階級王者でボクシングイベント「3150FIGHT」をプロデュースする亀田興毅ファウンダー(35)が16日、ユーチューブ「3150チャンネル」を更新。現役時代に2度対戦した元WBA世界ミニマム級暫定王者のフアン・ランダエタ氏(43)を自らが会長を務めるKWRORLD3ジムのトレーナーとして招へいに動いていることを明らかにした。

 8月14日に次回興行「3150FIGHT vol.3」をエディオンアリーナ大阪第1競技場で主催する興毅ファウンダーはジムに新たなトレーナーを置く考えを示した。「19歳の時、世界タイトルマッチで拳を交えたランダエタって選手」。入国在留管理局を訪れ、ランダエタ氏の在留資格申請を行った。また、ランダエタ氏の母国であるベネズエラのセイコウ・イシカワ駐日大使を訪問し、「3150FIGHT」への協力も願い出た。

 ランダエタ氏はとは06年に2度対戦。特に話題となったのが初戦で、8月2日に横浜アリーナで対戦したWBA世界ライトフライ級王座決定戦。空位の王座を争った一戦で、興毅ファウンダーは初回にランダエタ氏の右フックを浴びて痛烈なダウンを喫した。そこから後半巻き返し、2-1の僅差判定で自身初の世界王座を獲得した。

 TBSで生中継されたこの試合は関東地区で平均視聴率42・4%(ビデオリサーチ調べ)をたたき出した。一方で“疑惑の判定”ではないかとの声もあり、大論争を巻き起こした。

 同年12月20日に有明コロシアムで開催されたダイレクトリマッチではアウトボクシングに徹した興毅ファウンダーが完封。3-0の判定で初防衛に成功している。

 日本選手にはない、中南米特有のテクニックを持つ元世界王者。かつての宿敵と手を組み、選手育成に励む。

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