V5井岡「エストラーダ引きずり出す」中谷潤人とは「やっても世界的評価されない」

 ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(33)=志成=が5度目の防衛から一夜明けた14日、都内で会見を開き、次戦での団体王座統一戦を改めて熱望するとともに、世界的ビッグネームであるWBA同級スーパー王者ファンフランシコ・エストラーダ(メキシコ)との対戦を最大の目標に掲げた。

 前日は18年大みそかに敗れたドニー・ニエテス(フィリピン)を見事に封じて3-0の大差判定で雪辱。この日は元気な表情で現れ、「疲労感は12ラウンド戦ったので多少ありますけど、ダメージはそこまでない。クリーンヒットをもらったパンチも少なかったと思うので、顔の傷もほぼないです」と体調を語った。

 今後については、「タイトルを持っている選手と戦いたい」と、今年大みそかの団体王座統一戦を改めて熱望。21年大みそかにIBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との対戦が決まりながらコロナ禍の影響で中止となり、アンカハスはフェルナンド・マルチネス(アルゼンチン)に王座を奪われたが再戦の可能性があるため、その勝者との対戦が「交渉の流れ的には一番強いと思う」と最有力候補である考えを示した。

 さらに、「タイトルを2本まとめれば話が進むと思うので、4団体統一につなげたい」と将来的な展望も話しつつ、「エストラーダ選手、(元4階級制覇王者でWBC同級1位)ローマン・ゴンサレス選手(ニカラグア)、スーパーフライ級で一番評価が高いのはその2人だと思う。エストラーダ選手はゴンサレス選手に勝っているので、一番はエストラーダ選手とやりたい。僕がベルトをまとめないと彼を引きずり出せないと思うので」と最大の目標も語った。

 また、スーパーフライ級との2階級制覇も視野に入れるWBO世界フライ級王者の中谷潤人(M・T)との対戦については「中谷潤人君とやっても世界的評価はされないんじゃないですか。僕は日本で試合したいのはあまりない。一番は海外で認知されて試合をしていけたらいいなと思っているので。アメリカとか海外で試合をしたい」と否定的な考えを示した。

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