「プロレス・スターダム」（２８日、後楽園ホール）

　カラーズのＳＡＫＩが、スターダムのシングルの祭典「５★ＳＴＡＲ　ＧＰ」（７月３０日・大田区総合体育館開幕）への参戦をぶち上げた。この日は白川未奈、ウナギ・サヤカのコズミック・エンジェルスがＳＡＫＩ、清水ひかりのカラーズと連合軍を結成した。両ユニットは６・５後楽園ホールで対戦して大同団結。今回はドッキング試運転で、林下詩美、上谷沙弥、ＡＺＭ、レディ・Ｃのクイーンズ・クエスト（ＱＱ）と対決した。

　連合軍とＱＱはお互いに気合の入った動きで真っ向勝負。清水のトラースキック、白川のローリングエルボー、ウナギ＆ＳＡＫＩのハイキックがレディ・Ｃに痛撃。ＡＺＭがカットして混戦となるが、白川とウナギの合体フェースクラッシャーからＳＡＫＩがレディ・Ｃに力ワイルドバスター（リストクラッチ式ブレーンバスター）を浴びせて快勝した。

　ＳＡＫＩは「連合軍が勝ちました。提案があります。５★ＳＴＡＲ　ＧＰの推薦枠、私がいただいちゃっていいですか」と、出場を志願。ウサギが「いいよ」と言うと、ＳＡＫＩは「ありがとうございます」と、勝手に決めてしまった。

　１０選手が参加した５★ＳＴＡＲ　ＧＰ本戦出場３枠争奪リーグ戦はこの日、ラスト３試合が行われた。Ａブロックは初出場に王手をかけていた吏南が、向後桃に敗れて４点止まり。Ｂブロックは飯田沙耶が妃南を飯田岩で撃破。５点を確保して２年ぶり２度目の出場を決めた。２年連続出場を目指した琉悪夏は、桜井のＭＰＲ（マイパンロール）に敗退。桜井が５点をゲットし、４戦全勝の壮麗亜美（Ａブロック）とともに初出場を決めた。

　フューチャー王者の羽南は、挑戦者の稲葉ともか（ＪＴＯ）に追い込まれながらも１５分タイムアップの逃げ切り防衛。林下詩美の６度を抜く最多７連続防衛の新記録をマークした。Ｖ８へ向け、７・９立川大会で対戦が決まって月山和香を次期挑戦者に指名した。