元アマ女王の菊池 3戦目でOPBF奪取「気持ちだけで世界王者になります!」
「ボクシング・OPBF女子東洋太平洋バンタム級王座決定戦」(22日、後楽園ホール)
18年全日本女子選手権ウエルター級王者の菊池真琴(35)=山木=が元女子プロサッカー選手の佐山万里菜(34)=ワタナベ=を3-0の判定で破り、プロ3戦目で王座を獲得した。
積極的に前に出る佐山と中盤から激しく打ち合い、粘り強く手数を出し続けて押し切った。試合後のリング上では「アマチュアエリートの方々にありがちなテクニックや華麗さは何一つありません。泥臭く、気持ちだけで世界チャンピオンになります!」と観衆に宣言した。
報道陣の取材では「練習してきたコンパクトさとかは出せなかったんですけど、一番しんどい7ラウンド8ラウンドあたりで根性出せたかなと思います」と振り返って満足顔。デビュー戦で黒星を付けられたWBO女子アジアパシフィック王者の赤林檎(真正)も3戦目で王座を獲っており、「いずれ、もっと大きい土俵で、お互いがもっと大きいものをお互いが手にしたときにやり合いたい」とリベンジを誓い、「お互い成長しましょう」と呼びかけた。