亀田和毅、次戦は強打のオリンピアン、リスク承知1階級上「危機感を持ってやりたい」

次戦の相手、エンカーナシオンの写真を手に決意を述べた亀田和毅=西宮市内
次戦が決まった亀田和毅=西宮市内
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 ボクシング元世界2階級王者でWBA世界スーパーバンタム級3位、亀田和毅(30)=TRY BOX平成西山=が17日、兵庫県西宮市の同ジムで次戦について発表した。7月30日に神戸市立中央体育館で開催。相手は12年ロンドン五輪代表のウィリアム・エンカーナシオン(33)=ドミニカ共和国=で、プロ戦績は21戦19勝(15KO)2敗、和毅が王座を狙うスーパーバンタム級より1階級上のフェザー級で戦う。

 相手は19勝中15KOの強打者。先月同ジムへの所属を発表した和毅は「こんなに早く試合が決まると思っていなかった。相手は1階級上のハードパンチャーだが、勝てば自信を持ってスーパーバンタム王者へ(の挑戦に)行ける」と強敵へ腕をぶした。

 「スーパーバンタムとフェザー級は骨格も変わる。危機感を持ってやりたい。パンチ力があるので集中してやる」。ノンタイトル戦としては異例のリスクの大きい賭けになるが、同ジムの西山一志会長は「和毅が危機感を持てる相手とやりたいと選んだ。この階級に亀田和毅ありというところを見せたい」と説明した。

 「勝てば自分の可能性を広げられる」と和毅。次戦での世界挑戦を目指しており「今年31歳。どれだけ続けられるかわからないが、10、15年は無理なので、1試合1試合全力で、悔いのないように戦いたい」と決意を述べた。

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