WBOAP&日本フェザー級戦・丸田は感謝の2冠獲り 阿部は“政権交代”宣言

 「ボクシング・WBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦&日本フェザー級タイトルマッチ」(15日、墨田区総合体育館)

 前日計量(上限57・1キロ)が14日、都内で行われ、WBOアジアパシフィック同級1位・日本同級王者の丸田陽七太(25)=森岡=は56・8キロ、WBOアジアパシフィック同級3位・日本同級1位の阿部麗也(29)=KG大和=は57・0キロでともに1回目でパスした。

 180センチと長身の丸田は減量について「身長もあるので楽勝ではない」と話しながらも、「ジムのチームだったりスポンサーの方がおいしい物、栄養のある物を食べられるようにサポートしてくれた」と周囲に感謝。特にカツオのタタキのおいしさが記憶に残っているという。

 阿部の印象については「よく動く」と話し、「一発狙いに行き過ぎたり大ざっぱな動きをするとよくない。しっかり自分のボクシングをしたい。最近力も付いてきていて、パンチ力も付いているのも感じる。そこに頼りすぎないように気をつけたい」と戦いをイメージする。

 応援団は地元関西から約180人、開催地の東京からも約5~60人が駆けつける予定。6戦前はフィリピン、直近5戦は東京と敵地での戦いが続いているが、「どこへ行ってもホームで、アウエーを感じたことがない」と重ねて感謝。「楽しんでいる姿を見せたい。丸田陽七太らしいのは、スピードとか力じゃなく、楽しんでいる姿。自分も楽しみたいですし、みなさんにも感じてもらって、一緒に楽しめたら。ジムもスポンサーさんも含めて自分のチームが素敵やからこそ、楽しんでボクシングできている」と、恩返しの2冠獲りへ意欲を示した。

 対する阿部は3度目のタイトルマッチで初の王座奪取を目指す。長身の丸田との戦い方については「距離感がどれぐらいか。意外と遠くないと感じて場自分のペースでいけると思うし、遠かったら距離をつぶさないといけない。そういう練習はしてきたので、どうやるかは向かい合ってですね」と話した。

 下馬評では不利の見方が多く、「久々にそういう試合なので燃えますね」と番狂わせに意欲。「阿部さんが強えぞと。丸ちゃん(丸田)には負けてもらって、阿部政権に代わりますよ」と政権交代を宣言した。

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