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井上尚弥、ドネア戦突破で4団体統一戦へ「やれる可能性高い」

 ボクシングのWBA・IBF統一バンタム級王者の井上尚弥(29)=大橋=が12日、横浜市内の所属ジムでWBC同級王者のノニト・ドネア(39)=フィリピン=との3団体王座統一戦(6月7日、さいたまスーパーアリーナ)へ向けたスパーリングを行い、この試合で3団体統一に成功すれば4団体統一戦に挑む意欲を示した。

 尚弥は同門の松本圭佑らと計8回のスパーリング、ミット打ちなどで汗。試合まで残り1カ月を切ったが、「心境は変わらず、いつも通りです」と話した。

 ドネアと同じフィリピン選手ともスパーリングを行っており、「タイミングが違うし、いいものがありますね。こうやってフィリピンから来てもらってスパーリングするのは、19年11月のドネア戦以来ですから。2年半ぶりになりますか。日本人にはないようなタイミングを持っているのでいいです。同じ日本人同士だと慣れてしまうこともあるので。今は思い切りやれることもいいです」と手応えを感じている。

 先日には世界4階級制覇王者であり現スーパーミドル級4団体統一王者のスーパースター、カネロことサウル・アルバレス(メキシコ)がWBA世界ライトヘビー級スーパー王者ディミトリー・ビボル(ロシア)に敗れたばかり。だが、尚弥はその試合は見ていないものの、「階級も違いますし、あまりカネロ選手に注目はしていないので。特別な存在とも思っていないです。ああ負けたんだ、というぐらいです。階級を上げていけば、階級の壁はあると思います」との考えを語った。

 自身はスーパーバンタム級に上げての4階級制覇も視野に入れており、「もともと自分は階級を上げるのは難しいことだと思ってやってきました。自分自身、慎重に階級を上げてきた部分がある。ただカネロ選手が言っていた『みんなが恐れることをやりたい。挑戦したい』という言葉は、自分も今後、限界に挑んでいくということも踏まえると、すごいよい言葉だなと思いました。階級を上げるというのは、どうしても骨格とかサイズの差は出てきてしまう。その問題をクリアできるか、できないか。自分のやれる範囲内で挑戦していきたいと思っています」とアルバレスの姿勢に刺激を受けている。

 現在の調整については「モチベーションが高い中でのバンタム級の調整はすごくうまくいっている。モチベーションさえあれば、自分にはバンタム級が1番適正階級だなと思う。その中でスーパーバンタム級も無理な階級ではないので、いつか挑戦したいなと。それがいつになるかは…」と説明。減量については「はい、順調です。いつも通りにやっています」と話し、「先の話になりますが、もしドネア戦をクリアすれば(WBO世界バンタム級王者)ポール・バトラー(英国)戦など、そこは選択肢は広がると思っています。今はドネア戦に集中して、その先に進めればと思っています」と、日本選手初の4団体統一戦への意欲を口にした。

 WBO王者は対戦の中止、度重なる挑発など尚弥と因縁のあるジョンリール・カシメロ(フィリピン)が王座剥奪となり、バトラーが王者となったが、「試合が組めれば、自分は誰でもいいと思っています」と意識はせず。「もともと4団体王座統一戦は選択肢として外していないです。4団体王座統一戦はやれるものならやりたいと思っていますから。やれる可能性も高いと思っています。(所属ジムの大橋秀行)会長とも話していますが、イギリスに行ってもいいと思っています」と開催地にもこだわらない考えだ。

 また、大橋会長も「次の次の話になりますが、もしドネア戦をクリアすれば(4団体王座統一戦を)日本でも海外でもやりたいと思っています」との考えを示した。

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