井上尚弥 4団体統一目指すも先行き不透明 Sバンタム級に階級を上げる可能性示唆

 「ボクシング・WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(14日、両国国技館)

 WBA・IBF統一世界バンタム級王者の井上尚弥(28)=大橋=がWBA同級10位・IBF同級5位アラン・ディパエン(30)=タイ=を8回TKOで破り、WBA6度目、IBF4度目の防衛に成功。今後は4団体統一を目指すが、スーパーバンタム級に階級を上げる可能性も示唆した。

 バンタム級4団体統一への道は先行きが不透明だ。来春に予定されるビッグマッチはWBC同級王者ノニト・ドネアとWBO同級王者ジョンリール・カシメロ(ともにフィリピン)になるが、カシメロは同級1位ポール・バトラー(英国)とのV5戦(11日、ドバイ)の前日計量を胃腸炎のため欠席して試合は中止となり、暫定王座決定戦となる可能性があるからだ。

 こうした状況もあって、尚弥は試合後のリング上で統一戦のほかに1階級上のスーパーバンタム級挑戦も選択肢に入れることを示唆した。同級は現在、WBAスーパー、IBF王者のムロジョン・アフマダリエフ(27)=ウズベキスタン=とWBC、WBO2団体統一王者のステファン・フルトン(27)=米国=がベルトを持つ。

 大橋会長は「カシメロにどういう処置が取られるか、その辺を踏まえて。この2人(ドネアとカシメロ)とやることになると思うが、これがこじれて実現できないような場合は、スーパーバンタムに上げていくことも考えている」と説明した。

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