ボクシング ドネアがタイトル統一 井上尚弥再戦へ「近づいた」
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(11日、カーソン)
正規王者のノニト・ドネア(39)=フィリピン=が、暫定王者レイマート・ガバリョ(25)=フィリピン=に4回2分59秒KO勝ちした。左ボディー一発で10カウントを聞かせるワンパンチKOだった。
「自分を信じ、ハードにトレーニングをしてきた。(セコンドの)父と妻からも『ボディーを狙え』と指示があった」。2019年11月のWBA・IBF統一タイトル戦では、激闘の末に現統一王者の井上尚弥(大橋)に判定負け。現在も雪辱の機会を熱望している。
テレビ観戦した尚弥は「さすがの安定感。フィニッシュのボディーにも『さすが』という言葉しか出てこなかった。これで“ドネア2”が実現に近づいた」とコメント。尚弥が14日の防衛戦(東京・両国国技館)を制すれば、その次に再戦する可能性が高くなった。