RIZIN・魚井フルスイング 衝撃TKOで連敗止めた!オリックスV逸は「残念」

 「RIZIN・TRIGGER 1st」(28日、神戸ワールド記念ホール)

 魚井フルスイング(36)=和術慧舟會HEARTS=が獅庵(32)=パラエストラ大阪=とMMAルール61キロ契約5分3回戦で対戦し、衝撃的な1回4分47秒TKOで勝利。RIZINと主戦場の修斗を含めての連敗を5で止めた。

 その名の通り強振のフックを得意とする魚井とワンショットキラーと呼ばれる打撃を得意とする獅庵。開始から2人は距離を取り、獅庵が細かい蹴りを放っていく中、魚井は慎重にチャンスをうかがいながら、まず得意の左フックをヒットさせる。

 その後も探り合いが続いたが、魚井はまたもオーバーハンド気味の強烈な左を顔面にたたき込んで、獅庵をよろめかせる。そして、またもフルスイングの左をフックをヒットさせ、追撃の右をたたき込み、マットに背中を付けた獅庵にサッカーボールキックを放ったことでレフェリーがストップ。ダメージの大きい獅庵はタンカで運ばれた。

 試合後、マイクを持った魚井は表情を変えず「ちょっとテンパってる」とうまくアピールができなかったが、チャンスをくれたRIZINや連敗脱出のために尽力してくれた各方面の支えに感謝した。

 インタビューでも「言い切れないぐらい、いろんな方面ですごいサポートと言うか協力をしていただいたので、その方々への感謝ですね」と繰り返した。ここでも冷静な表情は変わらなかったが、その理由を「毎回勝った時ってうれしいが先に来ない。ホッとする。試合中怖いじゃないですか。勝ち負け付いて、自分の勝ち、あーよかった、みたいな」を説明。今後については、「大みそかと言いたいんですけど、ちょっと頭働かないんで。後でウチの若手(同門の中田大貴)が控えてるので、そっちで頭がいっぱい。チャンスがあったらまた次戦頑張りたい」と話すにとどめた。

 また、前日には地元神戸のをほっともっとフィールド神戸で行われたプロ野球日本シリーズ第6戦でホームのオリックスがヤクルトに敗れて日本一を逃したばかり。フルスイングと名乗る魚井も「残念ですよね」と話したが、この勝利でその悔しさも吹き飛んだかと問われると、「それはちょっと」と困惑した。

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