堀口恭司 ベラトール王座奪回へ「本当の王者はオレ」U-NEXTが独占配信

 総合格闘技RIZINバンタム級王者で12月3日(日本時間4日)に米国アンカスビルで有力団体ベラトールの王者セルジオ・ペティス(28)=米国=に挑戦する堀口恭司(31)=アメリカントップチーム=が25日、練習拠点の米国で日本の報道陣のオンライン取材に応じた。

 9月にコロナ禍の影響もあってRIZINからベラトールへ移籍した堀口。かつてはRIZINとベラトールのバンタム級2冠王者だったが、19年8月に朝倉海(トライフォース赤坂)にノンタイトル戦で敗れ、同年11月には右ヒザの前十字靭帯断裂と半月板損傷の重傷を負ったことで2冠を返上。今回は、海からRIZIN王座を奪回した20年12月以来ベラトールでは19年6月以来という久々の試合となるが、「ちょうどいい休み期間かなと思って。復活したときに全部ベルトを取り返せば、いいストーリーになると考えながらワクワクしていました」と前向きに受け止めている。

 RIZINのベルトを引っさげてベラトールに乗り込むことには「RIZIN代表としてベラトールファイターと世界レベルの戦いを見せたい」と責任を自覚。「自分がケガで(王座を)返しちゃって試合できなかった間があるので、(ペティスには)申し訳ない気持ちはありますけど、本当のチャンピオンはオレだというのを見せたい」と2冠返り咲きへ闘志を燃やした。

 王者ペティスはザ・フェノム(天才)と呼ばれる強豪。その印象について堀口は「キックボクシング系の柔術ができる選手。カウンターパンチがうまかったり、下からの柔術的なテクニックが怖いかなと思う」と評し、勝負のポイントについて「相手も強いファイターなので一瞬の気の緩みとかが勝負の明暗を分ける」と語った。

 日本ではRIZINのバンタム級トーナメントが開催中で、因縁の相手である海ら4選手が4強に進出し、大みそかに決勝戦を迎えるが、「そこまで気にしていない。目の前の試合をクリアしてから」とよそ見はしていない。RIZINには年に1回参戦できる契約であることには「気持ち的にはベラトールが日本でやったような試合(19年12月29日の日本大会)があってもいいのかなと思うんですけど、そこら辺は代表同士が決めることなのでなかなか難しいですね」との考えを示した。

 また、この試合が行われる「ベラトール272」は12月4日にU-NEXTが独占ライブ配信する。堀口は「人間ってこういう動きができるんだって、他のスポーツではない動きだったり、スピードだったり、迫力だったりってのを見て欲しい」と意気込んだ。

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