仙女“2冠女王”橋本千紘が彩羽匠とのV3防衛戦へ仁王立ち

 「センダイガールズ・プロレス」(23日、後楽園ホール)

 仙女ワールド・タッグ選手権は、橋本千紘&優宇の“チーム200キロ”が“反仙女会同盟”を名乗る響&アンドラス宮城の王者組を撃破し、5カ月ぶり王座に復帰した。2冠王となった仙女ワールド王者の橋本は、11・28仙台サンプラザホール大会で行われる彩羽匠(マーベラス)とのV3防衛戦へ向けて仁王立ちした。

 8月にマーベラスを“追放”された響と宮城だが、仙女マットには継続参戦。10・21宮城野区大会では岩田美香&愛海を破ってタッグ王座を強奪した。このトラブル・コンビに待ったをかけたのがチーム200キロで、リング上では真っ向勝負の肉弾戦を繰り広げた。お互いに合体殺法も見せた21分6秒のロング熱闘は、優宇のセントーンをリレーした橋本が急降下サンセットフリップで響を圧殺して終止符を打った。

 大一番へ弾みをつけた橋本は「仙台で彩羽に勝ってアクションを起こす。2022年もベルトを防衛していく」と、必勝を宣言した。彩羽とはマーベラスに初参戦した新木場大会(17年12月25日)で初一騎打ちを行い、15分タイムアップで引き分けた。

 今回は旗揚げ15周年の記念リングに舞台を移して、3年11カ月ぶり2度目のシングル対決が実現する。仙台サンプラザは06年7月の旗揚げ会場で、今回が10回目の開催。創設者の里村明衣子がこの聖地のリングを留守にするのは初めてだ。

 長与千種の“紅の継承者”といわれる彩羽。里村に師事した橋本も長与の孫弟子で「お互いに似た面がある」と言う。スターダムの「5★STAR GP」に出場して名勝負を連発した彩羽に対して「向こうはセンターに立つヒーローのようなイメージがあるが、自分は違うカラーで勝負したい。怪物ですかね」と、ライバル心を燃やす。

 彩羽はデビュー戦(13年4月29日・両国国技館)で橋本の師匠である里村の胸を借りた。一方の橋本はデビュー2年目で実現した里村との初一騎打ち(16年12月16日・仙台サンプラザ)で“師匠超え”をやってのけ、第2代ワールド王座を手中にしている。

 アマレス戦士からプロに転向して6年。里村が今年から英国での活動に専念しており、団体を預かる橋本は運営面でも独り立ちに奮闘する。長与&里村という同じ源流から育った2人の因縁。仙女とマーベラスの宿命のエース対決は、オブライトとランニングスリーという切り札の大技が命運の火花を散らす。

 また6団体8選手が参加した第4回じゃじゃ馬トーナメントは4人が1回戦を突破。準決勝(12月26日・刈谷市)は岡優里佳(仙女)-海樹リコ(シードリング)、梅咲遥(ディアナ)-三浦亜美(アクトレスガールズ)の組み合わせで行われ、勝者は来年1・9新宿FACE大会で優勝を争う。

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