ゼウスが全日本プロレスを退団、大阪プロレスの全株取得「日本一の団体を作る」

 全日本プロレスは18日、都内で会見を開き、所属選手のゼウスが今年限りで退団することを発表した。ゼウスは今後、8月に100%の株式を取得した大阪プロレスの社長として経営、運営を行っていく。

 「ずっと大阪プロレスへの愛、大阪プロレス再生への思いがあった」というゼウス。5月頃に大阪プロレス経営の考えを全日本首脳陣に相談し、快く了承されたという。全日本の十枝利樹取締役は「円満に卒業。全日本プロレスも全力で支援して、プロレス界を盛り上げたい」と語った。

 ゼウスは99年にスペル・デルフィンが設立した大阪プロレス出身。大阪プロレスの全所属選手がフリー契約となってからは全日本に参戦し、15年に正式入団。三冠ヘビー級王座、世界タッグ王座を獲得し、20年チャンピオンカーニバルを優勝するなどの実績を残した。

 ゼウスは「全日本プロレスには感謝の気持ちしかありません。この大変な時期に自分の思いを理解して、気持ちよく出させていただけることに感謝いたします。自分は全日本プロレスの最高の時代に戦えたと思って降ります」と全日本への思いを語り、「全日本プロレスとは友好関係を築き、活動していくという話になっていますので、引き続き機会がある時は全日本プロレスのリングに立たせていただきます」と明言した。

 「大阪プロレスについてはオンリーワン、必ず日本一の団体を作り上げます。日本中の子どもたちに夢を与えたい。家族が仲良く楽しめるエンターテイメントを大阪で提供したいと考えております」と誓った。ゼウスは全日本との契約が12月31日まであり、来年1月1日から大阪プロの経営を開始。来年春ごろの旗揚げを目指す。

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