リーが宮原と時間切れドローで三冠V3!来年50周年の全日本「オレが作り直す」

 ジェイク・リー(左)にラリアットを叩き込む宮原健斗
 宮原健斗(左)と時間切れ引き分けで王座を死守したジェイク・リー
 ジェイク・リーの顔面に強烈な膝蹴りを見舞う宮原健斗
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 「プロレス・全日本」(16日、大田区総合体育館)

 三冠ヘビー級選手権試合が行われ、王者ジェイク・リーが宮原健斗を挑戦を時間切れ引き分けで退けて3度目の防衛に成功した。

 同じ32歳で同王座10度防衛最多タイ記録を持つライバル宮原健斗との“主役決定戦”。リーは序盤、宮原の荒々しい攻めに劣勢に立たされたが、宮原が鉄柱に誤爆して右腕を痛めると、その右腕を集中攻撃して優位に立った。

 しかし、宮原もリーの攻撃を耐えると、荒技の断崖式ジャーマン、変型三角絞めのスネークリミットなどで反撃。50分過ぎにはヒザ蹴りブラックアウト3連発から必殺シャットダウンスープレックスホールドを繰り出すも、リーはカウント3を許さず。リーも滞空垂直落下式脳天砕きD4Cで宮原をマットに突き刺したがフォールは奪えなかった。

 終盤にもシャットダウンスープレックスホールドとD4Cをカウント2で返し合った大激闘は最後、リーがランニングニーリフトのジャイアントキリングを発射したところでゴング。08年8月の王者・諏訪魔-挑戦者・太陽ケア戦以来、同魚座戦では13年ぶりの時間切れに終わった。

 リーは試合後、守ったベルトを誇示しながら宮原とにらみ合いを展開。マイクを持つと「引き分けておいてなんだが、オレも宮原健斗もまだまだこんなもんじゃない」とアピールし、「オレはもっと上のステージへ行く。来年の(全日本創立)50周年、オレはもっと突き抜ける。オレが全日本プロレスを作り直す」と宣言した。

 インタビューでのリーは「来年50周年、こんな試合、他できるにヤツいるか。諏訪魔、芦野(祥太郎)、青柳(優馬)、石川(修司)。それ以外もだよ。できねえだろ。そんなんじゃいつまでたっても変わんねえよ。このまま行くとオレと宮原だけだ。悔しいんだったら、お前ら何のためにプロレスやってるか、ちょっと本心さらけ出せよ。」と、全方位に向けて挑発。「この会社、団体をどうしていきたい、考えたことあるか。考えてはいるけどびびってんだろ。だからオレが突き抜けてやる。来年50周年、オレが作り直していく」と改めて宣言した。

 続けて、決着が付かなかった宮原に向けて「一言言いたいことがある。お前、全日本プロレスの主役でいいのか。お前、プロレス界の主役と言ってなかったっけ。お前もっと上のステージ行きたいんだろ。だったらさ、その気持ちをもうちょっと出してやれよ。お前本当にこのままでいいのか」とハッパをかけた。

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