新日本G1 オカダがまさか トンガに初黒星!2位後退、最終戦で首位コブと決戦
「プロレス・新日本」(14日、山形市総合スポーツセンター)
20選手がAとBの2ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「G1クライマックス」のBブロック公式戦5試合が行われ、7戦全勝でジェフ・コブと並ぶ首位を走っていたオカダ・カズチカがタマ・トンガに初黒星を喫した(DSD→片エビ固め、24分45秒)。
2人は持てる技をすべて出し尽くすようなスリリングな大熱戦を展開。終盤、オカダのレインメーカー、トンガのガンスタンと互いの得意技を何度も交わし合った末に、トンガが変型DDTのブラディーサンデーを見舞ってチャンスをつかむ。さらに、懸命にこらえるオカダについにガンスタンを成功させると、最後はDSDで3カウントを奪った。
真っ向勝負でオカダからシングル初白星を挙げたトンガはリング上で誇らしげな笑み。英語で「今夜、オレはオカダを倒したぞ。今日、オレは自分の歴史を変えた」と絶叫した。
インタビューでもトンガが「G1を通して、オレはすっかり忘れてしまった強さを思い出すことができた。そして今日、オレはようやく自分の本来の強さを取り戻した。オレはずっと今年の狙いは新日本の鉄壁、ゴールデンボーイだといい続けてきた。その言葉通り、確かに結果を残したぞ」とアピール。「タマ・トンガの新たなチャプターが幕を開けた。ここからオレが新日本の歴史を書き換えてやるよ」と宣言した。
この日、コブがEVILを破って全勝を守ったため、オカダは2位に後退。試合後はノーコメントだった。20日に日本武道館で行われるBブロック最終戦でオカダとコブが直接対決し、勝った方が優勝決定戦へ進出。引き分けるとコブが進出する。