スターダム・林下V7 彩羽に終止符ハイジャックボム「大阪城ホールを恒例行事に」
「プロレス・スターダム」(9日、大阪城ホール)
女子プロレス界26年ぶり、スターダムでは初の大阪城ホール大会で王者の林下詩美(23)が彩羽匠(28)を破り、7度目の防衛に成功した。自らの提案で30分1本勝負を時間無制限1本勝負に変更して彩羽を迎え撃った詩美。重いキックなどを中心とした彩羽の厳しい攻めに苦しんだが、足4の字固めなどの右ヒザ攻めで反撃し、ハイジャックボムで30分超の激闘にピリオドを打った。
詩美はリング上で「正直、あなたから勝ててホッとしているぐらいです」と彩羽の実力に驚嘆し、11月3日の神奈川・とどろきアリーナ大会での挑戦者を募集。葉月と舞華が名乗りを上げ、次期挑戦者は葉月、その勝者に舞華が11月27日の代々木第二体育館大会で挑戦することとなった。
メインの大役を勝利で飾った詩美は「スターダムこそが最先端の王道女子プロレス。そのスターダム、いつだって最先端は林下詩美。まだまだみなさんにスターダムの最高の景色を見せていきたい」と大会を締め、「これを当たり前にしていきたい。何十年ぶりとかじゃなくて大阪城ホールを恒例行事にしていきたい」と意気込んだ。