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長州力 日本プロレス殿堂入りに感激「やり残したことはなかった。大変光栄に思う」

 殿堂入りセレモニーに参加した(左から)藤波辰爾、和田京平レフェリー、長州力、緒方公俊氏、天龍源一郎、木原文人リングアナウンサー
 8人タッグ戦で敗れた藤波辰爾。左は新崎人生、右は越中詩郎
2枚

 「プロレス・日本プロレス史70周年記念大会」(15日、後楽園ホール)

 日本プロレス殿堂会初の主催大会2日目が行われ、同会が選出した殿堂入りレスラーのセレモニーが、前日のアントニオ猪木(78)、藤波辰爾(67)、天龍源一郎(74)に続いて、故ジャイアント馬場さん、故ジャンボ鶴田さん、長州力(69)に対して行われた。

 馬場さんは元プロ野球・巨人の投手からプロレスに転向。2メートル9センチの巨体で“東洋の巨人”などと呼ばれて米国で活躍し、日本プロレス、自身が設立した全日本プロレスのエースに君臨。世界最高峰と言われたNWA世界ヘビー級王座を3度獲得。プロモーターとしても世界的に知られる存在だった。日本プロレス界を1999年1月に死去するまで現役を貫いた。

 セレモニーでは馬場さんの付け人を長く務めた全日本プロレスの和田京平レフェリーがインダクターとして登場。「私が馬場さんに渡せるって…、一緒にいたときのことを思い出しました。馬場さんは後楽園ホールの通路で必ず見ていました。今日も見ていると思います。本当に今日はありがとうございます」と感慨深げに語り、馬場さんの代理人で馬場さんの肖像権を管理するH.J.Tプロダクション代表の緒方公俊氏に記念品を手渡した。

 鶴田さんはレスリングで72年ミュンヘン五輪に出場し、全日本プロレス入り。196センチの恵まれた体格と運動能力でまたたく間に頭角を現し、AWA世界ヘビー級王座、三冠ヘビー級王座などを獲得。天龍とのライバル関係で全日本マットを盛り上げただけでなく、“完全無欠のエース”などと呼ばれて三沢光晴ら次世代の壁として立ちはだかった。

 鶴田さんのインダクターも和田レフェリーが務め、「ジャンボのことはあんまり知らないんですよ」と話しながらも、「天龍さんとよく控室で話したのは、ジャンボをどうしたら怒らせられるか。手を抜くレスラーナンバーワンですよ。怒った姿を見たことがない」と鶴田さんの怪物ぶりを思い出し、「うれしいです。コーナーに立って(パフォーマンスの)オー!オー!とやっていると思いますよ、今ごろ」と天国に思いをはせた。

 そして、鶴田夫人の指名を受けて代理人を務めた木原リングアナウンサーは「来年はジャンボ鶴田さんの23回忌にあたります。ボクもお世話になったので、何か恩返しができないか考えております。みなさまも応援よろしくお願いします」とのプランを語った。

 長州もレスリングでミュンヘン五輪に出場し、新日本プロレス入り。ライバルの藤波と“名勝負数え歌”と呼ばれる抗争を繰り広げ、反体制の維新軍を率いて“革命戦士”と呼ばれ、ファンの熱狂的な支持を集めただけでなく、プロレス界に大きな影響を与えた。

 3人の中で唯一存命の長州は天龍に紹介されて登場。「我々の後に続く選手たちに少しでも何かできるんじゃないかと、選手の役に立とうとしてできた殿堂会です」と20年2月に設立された同会の意義を語り、「まだまだ先は長いです。どうか、彼らが熱い戦いができるように、これからもご声援よろしくお願いします」と呼びかけた。

 また、インタビューでの長州は「現役の選手は若いし、でもいつかはリングを降りる日が来るから、その頃に、殿堂会を運営していって、選手たちの背中を押せるように、何かそういうことができれば。殿堂会ができてまだ2年ぐらいですか」と同会の発展に期待。「自分なりに最後はやり残したことはなかったので、それなりのものが認められたっていうのは、大変光栄に思うし、うれしいですよ」と殿堂入りを喜び、「みんながとにかく打ち込んで、止まるもよし、前に進んでいくもよし、個々の選手の課題でもありますよ。リングに上がっているうちは。そういうことですね」と現役選手にメッセージを送った。

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