デビュー戦の大岩と藤田が熱闘ドロー!ライガー絶賛「新日本の将来は明るいね」

 「プロレス・新日本」(24日、後楽園ホール)

 新人の大岩陵平(22)と藤田晃生(19)がデビュー戦で一騎打ちし、10分時間切れ引き分けの熱戦を繰り広げた。

 新日本では2月14日にデビューし、現在は負傷欠場中の中島佑斗以来の新人。大岩は愛知県江南市出身で、中学から大学までレスリングを経験し、18年にJOCフリースタイル86キロ級3位の実績を残している。藤田は愛媛県新居浜市出身で高校時代にレスリングを経験し、19年にはJOC中国・四国大会で優勝。ともに4月に新日本道場入りし、わずか4カ月でのデビューとなった。

 2人は開始からバックボーンを生かし、基礎技術の高さを感じさせるスピーディーなレスリングの攻防を展開。終盤には気迫溢れるエルボー合戦から、大岩がアキレス腱固めなどで攻め込むが、藤田は思いきりのいいドロップキック2連発で逆襲に転じる。

 そこから藤田は逆エビ固めでガッチリ捕らえると、大岩は何とかロープブレイクで脱出。しかし、藤田は再び逆エビ固めで捕らえ、大岩が懸命にこらえる中、時間切れのゴングが鳴った。2人のハツラツとしたした戦いを、動画配信サービス「新日本プロレスワールド」の生中継で解説を務めた獣神サンダーライガーは「新日本の将来、未来は明るいね」と絶賛した。

 試合後、大岩は3歳年下の藤田に攻め込まれたことに悔しさをにじませ、「今まで新日本プロレスのプロレスラーになるとを目指してここまで来たけど、同期の藤田にも全然かなわなかった。明日こそ絶対勝ってやる」と闘志。一方の藤田は「まずは、この新日本プロレスでデビューさせていただいたことに本当に感謝しいます。でも、満足できることは何一つなくて、まだまだ当たり前ですけど、足りないことばっかりで。でも、自分の目標は一番になることなんで、一つでも上を食って、先輩たちを倒して自分という価値を上げていきたいと思います」と初々しく決意表明した。

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