新日本・イーグルスがジュニア初戴冠!復帰宣言ヒロムの挑戦要求に「やってやる」
「プロレス・新日本」(25日、東京ドーム)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合が行われ、挑戦者ロビー・イーグルスが王者エル・デスペラードの3度目の防衛を阻み、同王座初奪取に成功した。
両者は互いに左ヒザを厳しく攻撃し合う壮絶な消耗戦を展開。ともにヒザの痛みをこらえながら迎えた激闘の終盤、イーグルスはデスペラードがナックルパートのロコ・モノを繰り出したところにカウンターで顔面にハイキックをたたき込んで流れを引き寄せ、最後は450°スプラッシュから裏足4固めで捕らえるロン・ミラー・スペシャルでデスペラードをタップさせた。
大会開始前のリング上では、左大胸筋完全断裂で2月から欠場を続けている元同王者の高橋ヒロムが復帰し、この試合の勝者に挑戦することを宣言。この日は生中継の解説を務め、放送席からこの戦いを見届けると、ボルトを高々と掲げて誇示するイーグルスと視察戦を展開し、生中継で「ロビーか。予想してなかった。デスペラードが勝つと思っていた。現時点でジュニア最強の男だよ。その男とできるなら、オレは楽しみで仕方ない」と胸を躍らせた。
イーグルスはインタビューで「何年間も夢見ていた瞬間が今現実になった。まだ信じられない」と初戴冠に感無量。オーストラリア帰国中に死去した父を思い出し、「天国にいる父がオレに力を貸してくれた。今日の勝利はアナタにささげるよ」と感謝した。
そして、「ずっと自分が世界一のジュニアだって言い続けてきたけど、今日でその言葉が証明されたと思う。デスペラードからタップアウト勝ちなんて最高の気分だよ」と喜び、「ヒロム、お前が準備できたらオレはいつでもやってやる。去年、お前に負けてるけど、オレからオレはもっと強くなったからな」とリベンジ防衛に自信を示した。