新日本・オカダ コブに丸め込み辛勝「何とでも言ってくれていい。勝つことが大事」
「プロレス・新日本」(25日、東京ドーム)
オカダ・カズチカがジェフ・コブとの一騎打ちを19分23秒エビ固めで辛勝した。
コブが「グリーンボーイ」などと挑発して抗争が勃発し、オカダが受けて立った一戦。オカダは元レスリング元グアム代表だった身体能力を生かしたコブのパワフルな攻めに圧倒される場面が目立った。打点の高いドロップキック、ラリアット連発などで反撃したが、終盤にはコブにラリアット、頭突きをたたみ掛けられ、必殺ツアー・オブ・ジ・アイランド浴びる寸前のピンチに陥る。だが、オカダはレインメーカーで切り返し、コブがさらにレインメーカーで切り返そうとすると、ショルダースルーで投げ返し、そのままエビ固めで丸め込んで逆転の3カウントを奪った。
オカダは東京ドームの大舞台でタイトルに絡めなかったが、「しっかり結果を残すことができてよかった。オリンピックも始まって、まあ明るい人と思う人もいれば、暗い気持ちの人もいるだろうし、でも、どちらでも選手的にはハッピーになれるようにボクたちは戦うしかないんでね」と満足顔。完勝ではなかったことには「今日の勝ち方、東京ドームのオカダ・カズチカらしくないかもしれないけど、そんなことも言ってられないし、しっかりオカダが勝たなきゃダメでしょう。そういう中でしっかりとレインメーカーの勝ち方じゃないと言うんであれば、オレは別に何とでも言ってくれてもいいし、オレはやっぱ勝つって言うことがすごい大事なことだったと思うんでね」との考えを示した。
続けて、今後について「これでコブとも一区切りでしょう。次は何を狙いにいこうかなと。さすがに早いものもあると思うし。IWGPタッグで名前出されたりとかね。(この日に時間差バトルロイヤル形式で行われた)KOPWも矢野さんが負けちゃったんでしょ。(KOPW創設から)もうすぐ1年で、そこの戦いに入っていいと思いますし、まあオカダ・カズチカに注目して下さい。チャンピオンではないオカダ・カズチカが見られるのもいつまでか分からないですからね」と語った。