ボクシング・中谷 ロマチェンコにKO負け「左右のスピードに対応できなかった」
「ボクシング・ライト級12回戦」(26日、ラスベガス)
ボクシングのライト級12回戦が26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、WBO同級5位の中谷正義(32)=帝拳=は、元同級世界3団体王者のワシル・ロマチェンコ(33)=ウクライナ=に9回TKOで完敗した。
歴史的勝利はならなかった。五輪2連覇、プロでも3階級を制した強豪撃破を狙った中谷だったが、世界最高峰の技巧にほんろうされた。体格面での優位を生かせず、5回にクリンチ際に連打でダウン。9回に左を浴びて膝をつくと、主審が試合を止めた。
試合後、所属ジムを通じ「ロマチェンコは左右のスピードが速く、左が良かった。そこに対応ができませんでした」とコメント。「今後のことは帰ってからゆっくり考えたい」とした。