新日本・天山、小島、永田「ベテランこそ最強」6人王座V6のケイオスに挑戦要求

 「プロレス・新日本」(22日、後楽園ホール)

 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合が行われ、ケイオスの王者YOSHI-HASHI、石井智宏、後藤洋央紀組がディック東郷、高橋裕二郎、EVILのバレットクラブ(BC)4人組の挑戦を退け、史上最多連続防衛記録を6に伸ばした。

 王者組は場外戦を繰り返すBCのラフファイトに圧倒されたが、後藤とYOSHI-HASHIの連係攻撃などで反撃。そして石井と東郷が権利を持つ中、6人が入り乱れる展開に。BCがレフェリーをYOSHI-HASHIにぶつけて失神に追い込み、一時無法状態となったリング内でEVILのイス、裕二郎のステッキなど凶器を使って大暴れするが、王者組は耐え抜いた。

 石井はジャンピング雪崩式ブレーンバスターなどで追い込むが、東郷も粘りを見せてカウント3は許さず。東郷に鋼鉄製ワイヤーのスポイラーズチョーカーで首を絞められると、なんと力ずくで引き離し、最後はラリアットからの垂直落下式脳天砕きで32分超の激闘にケリをつけた。

 そして試合後、この日に8人タッグ戦でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也、鷹木信悟、SANADA、BUSHI組を、飯伏幸太と組んで破った永田裕志、天山広吉、小島聡の第3世代トリオが登場。永田がマイクを持つと、「お前らケイオスが(第3世代が所属する)新日本プロレス本隊を腰抜け呼ばわりしているそうだが、何なら試してみるか。石井、どうする?」と、上から目線で挑戦を要求した。

 これに石井は「お願いしますだろ、この野郎!」と怒りのエルボーを放ったが、逆に永田のエルボーを打ち返されてダウン。続いてYOSHI-HASHIがマイクを持ち「もちろん、やってやるよ、コノヤロー」と受けて立つことを表明した。

 インタビューでは石井が「三バカトリオ来たな。試してみるか?ふざけんな。お願いしますだろうが。今日のオレらの試合見たか。テメエらの生ぬるい試合とは違うんだよ。今のままだったら獲れる訳ねえだろ」と挑発。続けて、「だから猶予をやるよ。とりあえず明日(の対戦相手)はバレットか。もうバレットとは終わったんだ。お前ら3人入れ。あと本隊にまだクズどもがいるな。いっちょもんでやるよ」と、23日の大会の対戦相手をバレットクラブのEVIL、裕二郎、東郷、外道、邪道組から新日本本隊に変更することを要求した。

 そして、永田、小島が米国遠征で奮闘するなど勢いに乗る第3世代は意気揚々。まずは永田が「ウオーミングアップは今日で終わりかな、そろそろ動きますか」と呼びかけると、小島が「そうですね」と呼応し、天山も「しばらく新日本のリングでオレたち、タイトル戦線に絡んでいなかった。いや遠かった。でもね、満を持して、アイツらに挑戦する。ガッチリ行こうよ」と意気込んだ。

 50歳の小島は「オレら3人から見たら、あの3人みんな若造だから全然。ベテランこそ正義だから」と自信を示せば、同じく50歳の天山も「獲って当たり前やからな」と同調。53歳の永田は「ベテランこそ最強。それを証明してやる」と豪語した。

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