井上尚弥 ドネアと笑顔の場外ベルト争奪戦 一転19日防衛戦向け戦いの顔へ

 ポーズをとるノニト・ドネア(右)と笑顔の井上尚弥(共同)
 挑戦者マイケル・ダスマリナス(右)と向かい合う井上尚弥(共同)
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 「ボクシング・WBA・IBF統一バンタム級タイトルマッチ」(19日、ラスベガス)

 統一王者の井上尚弥が17日(日本時間18日)、ラスベガスで挑戦者マイケル・ダスマリナスとともに公式会見に出席し、「求められているいい試合をしたい」と意気込みを示した。また、会場を訪れたWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネア(38)=フィリピン=と19年11月に対戦して以来の再会をし、激励を受けた。

 激闘の末に破ったライバルを尚弥は笑顔で歓迎。尚弥の試合を観戦する予定のドネアから日本語で「がんばって」と激励を受けた。

 4団体統一を目指す尚弥にとってドネアがWBC王座を保持し続けている限り、再戦は不可避と言える。そのベルトをドネアが手にしているのを見ると、とっさに奪おうとするちゃめっ気を見せ、阻止されると2人で大笑い。ドネアは関係者から「リマッチ」と声をかけられ、「イエス」と答えて去っていった。

 尚弥は会見でも4団体統一の意味を問われ「バンタム級でのナンバーワンを示すには4つのベルトが必要」と返答。米国で大きな期待を受けていることに「すごく期待を感じていますし、求められているいい試合をしたい」と意気込んだ。

 会見後は、弟の拓真のスパーリング相手を務めたことがあるダスマリナスと約15秒間向き合った。「(大橋ジムのある)横浜で会った時と同じくいいやつだなという印象」と話しながらも、「いいやつほどリングで牙をむいてくると思う。油断しないようにしっかりと挑みたい」と気持ちを引き締めた。

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