東京女子・NEO美威獅鬼軍がタッグV2!沙希様が6・26山下実優の王座挑戦へ

 「プロレス・東京女子」(17日、後楽園ホール)

 沙希様、メイ・サン=ミッシェルのNEO美威獅鬼軍が山下実優、伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」を破ってプリンセスタッグ王座V2に成功。沙希様は同26日の東京・両国KFCホール大会で、山下が保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑むことが電撃決定した。

 両チームは、ここまで1勝1敗で決着戦ともいえる一戦となった。王者組のメイ・サンはトレイを使った攻撃で伊藤を幻惑し、沙希様は重いキックで攻撃。対する伊藤はヘッドバット、逆エビ固めで攻め立て、山下も蹴りの連発で対抗した。

 15分過ぎ、沙希様と山下がミドルキック、腕へのキックの応酬。山下は沙希様にハイキックから、リターンクラッシュ、アティテュード・アジャスメントを見舞うも、メイ・サンがカット。沙希様は張り手連打、ビッグブーツ、三角絞めへと移行するも、伊藤が阻止。美威獅鬼軍は合体技のタルトタタンを山下に決めると、沙希様がハイキックから、三角絞め、そしてベルサイユ式フットチョークで絞め上げると、危険とみなしたレフェリーが試合を止め、王座防衛に成功した。

 メイ・サンは「おペリカンさん(山下)は、このお団体で一番強いと言われているそうです。ですが、今日、沙希様がお勝ちになりました。ということは、この(プリプリの)お白いベルト、ワタクシたちが持って帰っていいってことですか?」とマイク。伊藤は「オマエ、東京女子のベルト持ってて、一番強いと言われて、何か言うことないのか!」と山下に投げかけた。

 そこで、沙希様は「見たらお分かりになるんじゃなくって?アナタの情けないパートナー。ワタクシ、ベルトってものに執着がないの。けれど、アナタがとっても大切そうにお持ちじゃない。アナタのそのおベルトを奪って、もっとドン底に落としたくなったわ。その大事なものを奪って差し上げてもよろしくってよ」とプリプリ王座に挑戦表明。山下が「やってやるよ!」と叫んで、伊藤とともに退場すると、沙希様は「お白のベルト、ワタクシたちの色、バラ色に染めて差し上げましょう。今日は有観客、久しぶりじゃなくって。ワタクシとあのペリカンさんのおタイトルマッチ、皆さまぜひ見に来てくださいまし」とアピールし、リングを降りた。

 バックステージで、沙希様は「このピンクの2本のおベルトを巻いてから、どんな刺激的で美しい日々が待っているのかと思ったら、意外と刺激がなくて大したことなかったのよ。でもね、あの2人と前にお試合したとき、少しだけ鳥肌が立ったの。それを、思い出して今日試合に臨んだんだけど。結果は当然として、あのお試合終わりのあの2人の態度。もうチャンピオンだか何だか分からないけれど、世界一情けないチャンピオンじゃなくって。あのデカ頭さん(伊藤)に捨てられるのも時間の問題だわ」と勝ち誇った。

 一方、山下が「伊藤とベルトが獲りたかった。今日は負けたけど、121000000は終わりじゃないよね?」と問うと、伊藤は「相性とかいろいろあるだろ。現実的な問題が。まずさ、沙希様に勝ってよ」と返した。山下は「私はシングルで沙希様、絶対に倒して。そっからだと思うんで。今日負けたのは悔しいけど、切り替えないとダメだから。まず私はシングル、しっかり守ります」とプリプリ王座死守を誓った。大会終了後、同団体では山下VS沙希様のプリプリ王座戦を6月26日の両国大会で行うことを発表した。

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