全日本・宮原&青柳優が石川&佐藤撃破で世界タッグV3 大田区で羆嵐&土居迎撃へ

 石川修司(右)を攻める宮原健斗
 佐藤耕平(右)を攻める青柳優馬
 ベルトを防衛した青柳優馬(左)と宮原健斗
3枚

 「プロレス・全日本」(9日、後楽園ホール)

 世界タッグ選手権試合が行われ、王者の宮原健斗、青柳優馬組が石川修司と佐藤耕平の“ツインタワーズ”を破って3度目の防衛に成功した。

 巨体を誇るツインタワーズの重く厳しい打撃に圧倒された王者組。終盤には青柳が猛攻にさらされ、石川の投げっぱなしドラゴンスープレックス、ファイヤーサンダー、スプラッシュマウンテンなどでグロッギー状態に追い込まれる。そして、石川がトドメのジャイアントスラムを繰り出したが、持ち上げられた青柳はフロントネックロックに捕らえて阻止。そこから力を振り絞ってフィニッシュ技エンドゲームへ移行し、ギブアップさせた。

 試合後は羆嵐と土肥こうじがリングに現れ、「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」などとしらじらしく祝福。王者組を握手し、手を掲げて勝利を称えようとするふりをして、バックフリップで王者組をマットにたたきつけてしまった。

 続けて2人は「祝福するわけないだろ、バーカ」と罵倒。「お前らに宣戦布告だ。チャンピオンカーニバル2020勝ち点2の羆嵐とチャンピオンカーニバル2021勝ち点2の土肥こうじがお前らのその勲章を奪ってやるよ」と自虐的な言葉を交えて、26日の東京・大田区総合体育館大会での挑戦を要求し、暴行を加えて去っていった。

 しばらくリング上でダウンしていた王者組は、まず宮原が起き上がり、「いい度胸じゃねえか。その勝負乗ってやろうじゃねえか。オレがチャンピオンの特権で決めさせてもらう。日時はお前らが言った通り、6月26日、大田区だ」と挑戦を受諾。青柳優に同意を求めたが、「勝手に決めないで下さいよ」と返答された。

 そして、青柳優は「そんなことより、ツインタワーズ倒したぞ。青柳優馬は恐怖を克服し、傷を負ったら強くなった。よく言うよね、負った傷の数だけ強くなるって。そういうことです」と、強敵撃退を喜ぶものの、羆嵐と土肥の挑戦には触れず。最後に宮原が「全日本プロレス、最高」と叫ぼうとするとマイクを奪い取り、「次回は16日、富山で会いましょう」と締めてしまった。

 インタビューでも青柳優は「大田区は誰が挑戦してくるんだ。大森北斗?おもしれえじゃねえか。いいだろう。ツインタワーズを倒したこのオレに何も怖いものはない。大森北斗、お前の挑戦を受けてやる」と、最後まで羆嵐と土肥の名前を大森北斗に間違い続けて退散。宮原は「頭売ってるんじゃないか」と、青柳の言動にとあきれつつ、「大田区のカードが決まっていない中、宮原健斗の相手は誰だと、日本全国のプロレスファンは思ったことだろう。土肥こうじ、羆嵐、お前らの挑戦受けてやろうじゃねえか」と再度、挑戦を歓迎した。

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