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井上尚弥が渡米 ダスマリナスKOがノルマ「判定はない。自信しかない」

 「ボクシング・WBA・IBF統一バンタム級タイトルマッチ」(19日、ラスベガス)

 IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28)=フィリピン=の挑戦を受ける同級統一王者の井上尚弥(28)=大橋=が9日、羽田空港から米国ラスベガスへ出発。その直前に報道陣の代表取材に応じた。

 決戦の地へ乗り込む心境を「あと10日…、徐々にという感じですね。アメリカに行ってリラックスして残りの体重調整をするつもりです」と語った尚弥。「ベストですね。あとはラスベガスで微調整するぐらい。あちらでは追い込んだトレーニングはする必要はないですね」と好調をアピールし、減量も「もう半分以上は落としているので問題はありません。あと4キロぐらいです」と強調した。

 海外での試合は4回目。本場ラスベガスでは無観客で行われた前戦に続いて2回目だが、今回は有観客で行われる。そのイメージを「なんとなくは…。ラスベガスでの有観客は初めてですが、ロサンゼルス(カーソン)、(英国)グラスゴーなど海外のお客さんの雰囲気は味わってきているので」と話した。

 目標とするのは主要4団体の統一。今回の試合のノルマを問われると「判定はないだろうと。グダグダ判定まで行っているようだと、そのあとの統一戦に向けてまったくアピールできないので。まずは、勝ちを手にすることが大前提ですが、そのなかで見せるところは見せると」とKO勝利を課した。

 170センチの長身サウスポーであるダスマリナスの攻略法は「頭のなかにはあります。あとはリングに上がってからですね」という。試合のカギを「左のジャブ。本来、サウスポーがやらなきゃいけないことをボクがやるということです」と話し、「やりたいことはけっこうあるので、そのひとつひとつに注目してほしいですが、今回はサウスポーが相手なので、いつもとは違った戦い方になると思います。たとえば、前の手のつぶし合いであったり、互いの前の足がぶつかったりもすると思うので、そこに関しての駆け引きなど。オーソドックスの選手と戦うときとは考えることがガラリと変わるので」と戦いをイメージした。

 自信については「自信しかないです。100。でも、不安がゼロといったらウソになるかな?いまはまだ、パンチが相手に当たらないという想定なので。相手が長身のサウスポーなので、いまは距離がつかめていないというイメージでいます。あとはリング上で向かい合って、いつも通りの感じ方になると思います」と断言。「今回の試合に対してのモチベーションは、その次の統一戦に向けたものでもあるわけで、だからこの試合に対するモチベーションは高いものがあります。ライバルたちに向けて、しっかりアピールできる試合をしてきます」と意気込んだ。

 5月30日には、自身と激闘を繰り広げたノニト・ドネア(フィリピン)がノルディーヌ・ウバーリ(フランス)を破ってWBC同級王座に返り咲き。ライバルの再浮上を「やっぱり刺激になりましたね。強いという感じ。でも、僕と戦ったときよりも強くなったかというと、それは違うかな。相性もありますからね。でも、ウバーリを相手にああいう倒し方をしたということは、ドネアが十分に仕上げてきたということで、いろいろ考えて対策を練って試合をした結果だと思います」と受け止めた。

 以前にはドネアとの再戦は必要ないと語っていたが、「でも、あの勝ち方をしたら、(再戦への)興味は湧いてきました。それに、4団体統一のために必要なベルトを持っているので、戦う意味ができたということですからね」と、その可能性を強く意識した。

 井上尚弥対マイケル・ダスマリナスのWBA・IBF統一バンタム級タイトルマッチは、6月20日(日)午前10時30分からWOWOWプライムで生中継する。また試合前日の6月19日(土)には、「いよいよ明日井上尚弥出陣!井上尚弥&中谷正義!世界へ羽ばたく侍ボクサー!」と題し、記者会見や前日計量の模様など現地情報をたっぷりとお届けする特別番組も無料放送する。

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