伊藤麻希 プリプリ王座奪取で「東京女子を満員の東京ドームへ連れて行く」

 東京女子プロレスが8日、東京・新宿区内で記者会見を開き、17日の東京・後楽園ホール大会で辰巳リカが保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む伊藤麻希が自信のほどを垣間見せた。 伊藤は「AEWに行く夢も叶えて、ある程度知名度も出て、余裕が出てきたからこそ、見えてきたものもあって。今まで来れたのって、結局周りのおかげだったなって気付かされて。周りが与えてくれたからこそ、今の伊藤が出来上がったなってことに気付いて。与えられた側として夢も叶えたから、次は与える側として、チャンピオンになって、東京女子を東京ドーム、いや満員の東京ドームに連れて行く夢を叶えたいって思ってます」と力説。

 辰巳は「伊藤ちゃんはAEWに参戦したりで、Twitterのフォロワーは10万人超え。かたや私は1万人にも満たない。たとえるなら、伊藤ちゃんはメジャー、私はインディーズかなって思うんです。ただ、私はメジャーとかインディーズとか関係ないと思っていて、強いものは強いし、すごいものはすごいし、おもしろいものはおもしろいって思ってます。数年前、音楽グループ活動していて、メジャーデビューが決まっていたんです。でも運営が最悪で、我慢すればメジャーデビューできたんですけど。そんな環境で自分のやりたいことができないまま、メジャーに行くのはイヤって思って。メジャーなんてクソ食らえって、デビュー日の1カ月前にやめたんです。そこから這いつくばって、ようやくチャンピオンベルトを手に入れた。防衛戦2回目で渡すわけにはいかないので絶対に守り抜きます」とベルト死守を誓った。

 今回の王座戦は挑戦者にスポットが当たることが多いが、辰巳は「そうなんですか?私は気負ってないと言いますか、余裕をもってかかってこいと思ってる。伊藤ちゃんに『とがってない』とか『トゲトゲしてこい』とか言ってたんですけど、本人にはそのつもりがないようだし。試合で私が熱くなって、相手に乗ってこさせようと思ってる。バチバチできたらなって思います」と余裕のコメント。

 「辰巳がチャンピオンのままでは、東京ドームに行けないか?」と問いに、伊藤は「行けないんじゃないですか。自分でもさっき言ってたけど、申し訳ないけどインディーだなって。メジャーとか、インディーとか、このご時世に関係ないとは思うけど。メジャーって言うのは、結局人が集まるからメジャーになったという結果なだけで。伊藤は人をひきつけるものがあると思ってるから、伊藤ならできると思ってる」と自信を見せた。

 さらに、伊藤は「(辰巳に足りないものは)経験。自分より2倍もデカい男とか、一人で海外に行って頑張ったりとか、いろんな経験をしてきた。アイドルもやってきたし、そういう経験かな。その経験が伊藤を強くさせてるから。その経験を誇りに思ってるから」と続けた。

 伊藤がプリプリ王座に挑むのは、19年1月4日の後楽園大会(当時の王者は山下実優)以来、約2年ぶりとなるが、「(精神的に)全然違う。あのときはすごいザコだったから。口では一丁前に『絶対獲ってやる』みたいなこと言ってたんだけど、あれは自信のなさの裏返し。自信がなかったから口だけでも大きく見せようと頑張ってた。でも、今はいろんな経験して、周りがあってだなってことも思って、大人になって考え方変わりました。ベルトに対しても、この闘いに関しても。前回はなかった意識の芽生えはたくさんあるから」と話した。

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