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師弟王者の夢届かず…石田順裕会長初の世界戦、まな弟子・緒方汐音は判定完敗

 「ボクシング・WBO女子世界ライトフライ級タイトルマッチ」(4日、堺市産業振興センター)

 王者・天海ツナミ(36)=山木=が3-0(100-89×3)の判定で挑戦者の前東洋太平洋女子同級王者・緒方汐音(32)=寝屋川石田=を下し、3度目の防衛に成功した。今年西日本最初の世界戦は感染対策で観客数を400人に制限して開催した。

 師弟王者の夢は王者の強打に打ち砕かれた。初の世界挑戦に臨んだ緒方は地元の応援を受けて序盤から積極的に攻めたが、2回にロープを背にした王者の左フックを効かされ連打でダウンする。「2ラウンドに効かされて、そこから脚に力が入らなかった」。ダメージが残り、スリップダウンもした。「パンチはありました。今まで18戦やってきたけど、格が違いました」と王者の強打について語った。

 それでも意地は見せた。ポイントは取れなかったが、下がることなく最後まで手を出し続けた。「脚を使う予定が力が入らない。倒されてもいいから打ち合いにいこうと思った」。デビュー6試合で1勝しかできなかった選手が、10年努力を続けてたどり着いた世界戦。「ただ悔しい。強いとは分かっていたけど、1%に懸けていた」

 会長として初めて世界戦を経験した元WBA世界スーパーウエルター級王者の石田順裕会長(45)はまな弟子のファイトをたたえる。「汐音が気持ちを出してくれて感動する試合をしてくれて感謝したい。結果は悔しいですけど、これからジムの糧になる」。興行開催のための資金など会長となって初めて知る苦労は少なくない。「僕はスーパーウエルター級の世界戦を大阪で開催してもらった。今思えばすごいこと。このような自分が受けた恩は返していかないといけない」。選手育成に励み、世界に導く舞台を用意するため、挑戦を続けていく。

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