長井香織が日本アトム級王座初防衛 足腰強化の秘けつはゴルフ場のキャディー
「ボクシング・日本女子アトム級タイトルマッチ」(4日、堺市産業振興センター)
王者・長井香織(31)=真正=が2-0(57-57、59-55×2)の判定で、同級5位の樽井捺月(29)=山木=を下し、初防衛に成功した。
昨年、明石ジムから真正ジムに移籍した長井は7月の移籍初戦で神田桃子(寝屋川石田)との同級王座決定戦を制し、タイトルを獲得。初防衛戦では樽井の終盤の猛攻をしのいで的確なカウンターでポイントをあげた。「初防衛戦でメインということで今までで一番緊張した。4ラウンドぐらいから硬さがとれて少しずつ楽しめて試合ができた」と振り返った。
普段は垂水ゴルフ倶楽部でキャディーの仕事をしている。多い時は週6回入り、「足腰強化になるし、終わった後、ゴルフ場を走ることもできる」と体力強化につなげている。
目指す地点はもっと先にある。「今のボクシングではこれ以上、上にはいけない。もっともっと練習していずれは東洋、世界に進みたい」と語った。