岩佐、敵地で統一王座奪取ならず…早すぎるストップに泣く WBA・IBFスーパーバンタム級

 「WBA・IBFスパーバンタム級王座統一戦」(3日、タシケント)

 IBF同級暫定王者の岩佐亮佑(31)=セレス=はWBA・IBF同級統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(26)=ウズベキスタン=に5回TKO敗れ、2団体統一王座奪取はならなかった。

 岩佐は19年12月に米国でマーロン・タパレス(フィリピン)との同級暫定王座決定戦を制して以来、約1年4カ月ぶりの試合。リオデジャネイロ五輪銅メダリストで、プロでは8戦全勝で統一王者となったとなった国民的スターであるアフマダリエフの母国に乗り込む完全アウエーでの戦いだった。

 体格とリーチで勝る岩佐は初回、得意のしなやかに伸びる右ジャブを数多く繰り出して、積極的にプレッシャーをかけるアフマダリエフを中に入らせず。時折繰り出す大振りのパンチも見切って優位に試合を進めた。

 だが、2回に入るとアフマダリエフの右ジャブを多く被弾。プレッシャーに後退する場面が目立ち、ジャブも距離感をつかんだアフマダリエフのガードに阻まれ続けた。4回には左ストレートが顔面を捕らえるなど、ペースをつかみ始めたが、5回に試合が大きく動く。

 アフマダリエフの左アッパーからの連打を浴びてズルズル後退。一度はしのいで反撃したものの、再び連打を浴び、ロープ際まで追い込まれるとレフェリーがストップした。だが、ダメージの色が見られない岩佐は不満げに首をかしげて苦笑。消化不良気味な結末となってしまった。

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