ノア・武藤V1戦、清宮より中洲の夜が怖い?「あの町の誘惑を乗り越えれば大丈夫」

 プロレス団体のノアは8日、都内でGHCヘビー級選手権試合(14日、福岡国際センター)の調印式を行い、王者の武藤敬司(58)が清宮海斗(24)の挑戦を退けての初防衛に自信を示した。

 武藤は昨年8月に清宮の対戦要求を受けて勝利し、このタイトルマッチが決まってからも清宮を「安パイ」と評して自信を示している。福岡は過去に天龍源一郎、ハルク・ホーガン、アントニオ猪木らと対戦した思い出の地。調印式後の会見では「久しぶりの福岡での試合。非常にうれしく思っています」と話し、「前日に入るんですが、多くの友人が待ち構えていまして、ちょっと怖いのは博多、中洲ですか。あの町の誘惑さえ乗り越えられれば試合は大丈夫だと思います」と、またも清宮に対して余裕を見せた。

 だが、前日のラスト前哨戦では勝利したものの、久々に繰り出したスペースローリングエルボーをバランスを崩して失敗したこともあって、「引き出しを開こうと思ったらさびていて使えなかった。怒りというか、ジレンマというか、そういうものを非常に感じている。清宮はスポンジのように何でも吸収できる」と挑戦者との34歳差は痛感。それでも「そういう怒りもぶつけることができればいいかなと。これは自然の理だからね。自然に逆らうということだから、そんな流れクソ食らえということで」と前向きにとらえた。

 一方の清宮は「これまでの戦い、すごく悔しいけど、武藤さんのプレーヤーとしての厚みを感じてしまいました」と話しながらも、「それでも、最初に言った、武藤敬司を倒すのはオレしかいない。その気持ちは変わっていないです。未来のイメージを強く持って、福岡ですべてを超越した絶景を見せます」と武藤超えへ闘志。「8月に戦ってから蓄えてきたものがあると言いましたけど、そこは自分が信じているもの。あえて新しい方向に行くのもありだと思いますけど、自分が持っているもの、その中から選んで勝負していく、そこに未来があると思います」と攻略をイメージした。

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