ノア・中嶋&北宮、流血頭突きで桜庭&杉浦からGHCタッグ奪回「ふざけたオッサン連中倒した」

新王者になったマサ北宮(左)と中嶋勝彦=横浜武道館
杉浦貴(左下)を下したマサ北宮と桜庭和志(右下)を攻める中嶋勝彦=横浜武道館
杉浦貴(左)に強烈なキックを浴びせる中嶋勝彦(中はマサ北宮)=横浜武道館
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 「プロレス・ノア」(7日、横浜武道館)

 GHCタッグ選手権試合が行われ、挑戦者の“ジ・アグレッション”中嶋勝彦、マサ北宮組が杉浦軍の王者・桜庭和志、杉浦貴組を破って新王者となった。

 中嶋と北宮はともに佐々木健介氏の教え子であり、2度この王座を獲得した名コンビ。一度は絶縁したものの、反体制ユニット金剛入りしたことで再合体し、奔放に戦う王者組を北宮が「ふざけている」などと批判して挑戦にこぎつけた。

 50歳杉浦のエネルギッシュなパワーファイトと51歳桜庭の巧みなグラウンドテクニックに主導権を握られた挑戦者組。中嶋が桜庭をジャーマンスープレックス、ローキックの連打で追い込み、バーティカルスパイクを繰り出したが、着地した桜庭にカーフキックで切り返された。

 北宮も杉浦にランニングニー連打、五輪予選スラムなどの猛攻にさらされるが、エプロンサイドでの攻防でニークラッシャーを見舞って流れを引き寄せる。カットに入った桜庭を中嶋がバーティカルスパイクで排除すると戦いは激化。北宮がサイトースープレックスを繰り出し、杉浦無数の張り手で逆襲すると、右の拳をたたき込んで再び監獄固めで捕らえる。張り手を連打して脱出を試みる杉浦に、最後は自身が額から大量出血するほどの強烈な頭突きを見舞って大ダメージを与えてギブアップを奪った。

 死闘を制した北宮はマイクを持つと「ふざけたオッサン連中を倒してタッグのベルトを巻いているのは、金剛の中嶋勝彦、マサ北宮、オレたちジ・アグレッションだ。むかつく相手から引っぺがしたベルトだ。この上ない喜びをかみしめているよ。ベルトを獲ってからがチャンピオンの事だ。今この瞬間から、下にいる挑戦者じゃない。オレたちがノアのチャンピオンだ」と歓喜のアピール。中嶋は「GHCタッグベルトの歴史にまた一つオレたちが刻んだ。これからのジ・アグレッション、オレたちに注目してくれ。ゾクゾクするだろ。そして、最後にこれは言いたい。プロレスは、やっぱり楽しいなあ」と叫んで大会を締めた。

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