ノア・武藤敬司、腸炎で5キロ減も…清宮との最後の前哨戦で勝利「自分をほめたい」

 「プロレス・ノア」(7日、横浜武道館)

 14日の福岡国際センター大会で清宮海斗の挑戦を受けるGHCヘビー級王者の武藤敬司が、最後の前哨戦で勝利した。

 2月15日に行われたこの試合の発表会見で清宮を「安パイ」と評し、同24日の前哨戦で勝利すると「まだ安パイの域は脱していない。親切丁寧につぶしに行く」と余裕を見せていた武藤。この日は丸藤正道、田中将斗と組んで清宮、潮崎豪、稲村愛輝組を迎え撃った。

 清宮のミサイルキック、ジャーマンスープレックスなどの積極的な攻めにやや押されたものの、得意のドラゴンスクリューなどの老かいな技で反撃し、終盤には稲村との一騎打ち状態となる。久しぶりに繰り出したスペースローリングエルボーはバランスを崩して失敗したものの、閃光魔術弾などで追い込むと、カットに入った清宮をドラゴンスクリューで排除。最後は田中のスライディングD、丸藤の虎王のアシストを受けて足4の字固めで稲村をねじ伏せた。

 試合後、武藤は数日前に腸炎を発症し、体重が5キロほど落ちていたことを公表。「2、3日ひとつも飯が食えなくて、今日もスタミナやられて。ちょっと慣れない技(スペースローリングエルボー)やってみたけど、うまくいかないよね」とコンディションが万全でないことを明かした。

 それでも、「清宮戦、安パイって言ったけど、地運はともかく、天運も味方しないとタイトルマッチで勝てないからね。ある意味、先週体調悪くなったんだけど、来週じゃなくてよかったということで。もしかしたら天運も呼べると思って、タイトルマッチ頑張ります」と前向き。

 「今日はオレも必死だったよ。体調も悪かったし。ただ、こういう状況でもあそこまでできる自分をほめたいというか」としつつ、「1週間先だからね。万全でしょう。ある意味、体調を崩したことが、オレの一つの課題というか、逆に慎重になれるというか」と気持ちを引き締めた。

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