「プロレス・新日本」（２８日、大阪城ホール）

　ＩＷＧＰヘビー級王座も保持する２冠王者の飯伏幸太が、挑戦者の内藤哲也を破ってＶ３を果たした。

　飯伏の２冠統一構想に反対する内藤が１冠のみ挑戦を要求して実現した一戦。飯伏は相手の左足徹底攻撃に大苦戦したが終盤、内藤の必殺デスティーノを浴びる寸前で脱出。真空飛びヒザ蹴りで形勢を逆転し、そこから後方、前方からカミゴェ連発して葬り去った。

　試合後は、この日に同ジュニアヘビー級王座を初奪取したエル・デスペラードが現れ、１４年２月に当時の同王者の飯伏に挑戦して敗れた過去を語って、４日の日本武道館大会で飯伏の２冠挑戦を要求。飯伏は即受諾した。

　飯伏と内藤は“２冠統一論争”を繰り広げたが、話しはかみ合わず、オカダ・カズチカからも「つまんない」と苦言を呈された。飯伏は２人の言い分が「そもそも食い違っていた」と話し、決着がつかなかったから、今日勝負になった」と説明。「ボクが勝利することができたので統一したい。そこは変わらない」と改めて主張した。