新日本・棚橋、オーカーン撃破でNEVER初防衛!「全部ひっくり返してやる」

 「プロレス・新日本」(28日、大阪城ホール)

 NEVER無差別級選手権試合が行われ、王者の棚橋弘至が挑戦者グレート-O-カーンを破って初防衛に成功した。

 棚橋のセコンド辻陽太がオーカーンに裏切りをそそのかされ、一時は羽交い締めにされた棚橋に拳をたたき込もうとして思いとどまるなど不穏な空気が漂う中で、両者は一進一退に熱闘を展開。そして、オーカーンは正拳突きで棚橋をダウンさせると、辻に「イスをよこせ」と命令。辻はイスを頭に叩きつけて悩みながらも、最後は棚橋にイスをパス。棚橋はそれに腰掛けて挑発し、タックルを放ったオーカーンをパイプイスに誤爆させる頭脳プレーにつなげた。

 そして、オーカーンのアイアンクロースラム、エリミネーターをスリングブレイドで切り返すとハイフライフローアタックを発射。続けざまにハイフライフローを放つも避けられてしまう。さらに、棚橋はエビ反り状態で背中に担がれて旋回してからマットにたたき付けられる荒技を見舞われ、エリミネーターでトドメを刺されそうになったが、技ありの変型回転十字固めで切り返して逆転の3カウントを奪った。

 前哨戦ではオーカーンにチャンピオンベルトを腰に巻かないことと、復活を期しているにもかかわらずIWGP王座へ挑戦しないことを批判されていた棚橋。インタビューでは「NEVERの意味、扱い、存在、価値、考えに考え抜いて、今のままじゃ嫌だと思ったんです。みんなが抱いているNEVERのイメージを変えたい。時代も変わる。人も変わる。じゃあ、ベルトの存在価値も変わっていいじゃないですか。それがオレにはできる」と訴えた。

 続けて、「棚橋がなぜNEVERのベルトを腰に巻かないか、ちょっと話題になっている。嫌いじゃないんだよ。オレ、頑固なんで信念があるんで。NEVERのベルトと駆け上がっていいじゃん。格付け?ランキング?そんなのクソ食らえ。オレが全部ひっくり返してやる。巻く巻かないはあるけど、リスペクトの気持ちだけじゃダメかな。横並びなんです、NEVERと棚橋は」と熱弁。“ベルトの価値は持っている者が決める”と言われていることを問われると、「それはチャンピオン1本の時代の話だし、時代の変化ですよ。選手もファンの気持ちも変化する。ベルトも変化し、たくさんベルトがある今だからこそ、面白いことやりますよ」と力説した。

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