新日本・内藤、復活&右ヒザ回復アピール 飯伏との論争は「どちらも間違ってない」

 飯伏幸太(左)にドロップキックを見舞う内藤哲也
 飯伏幸太の首にエルボーを叩き込む内藤哲也
 内藤哲也(右)に白いベルトを誇示する飯伏幸太
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 「プロレス・新日本」(25日、後楽園ホール)

 28日の大阪城ホール大会で、飯伏幸太が保持するIWGPヘビー級・同インターコンチネンタル2冠王座の同インターコンチネンタル王座のみに挑戦する内藤哲也が最後の前哨戦で勝利した。

 内藤は16日の試合で右ヒザを負傷して欠場が続いたが、この試合で復帰。鷹木信悟、SANADAと組んで飯伏、永田裕志、本間朋晃組を迎え撃った。飯伏に低空飛行のドロップキックを連発するなど、負傷の影響を感じさせない軽快な動きを披露。最後は鷹木が本間を捕らえてパンピングボンバーからのラスト・オブ・ザ・ドラゴンで仕留めた。

 試合後、内藤は飯伏の前で屈伸運動を見せつけて右ヒザの回復をアピール。飯伏が2本のベルトを誇示すると、インターコンチネンタル王座のベルトに額をつけるほど近づいて挑発した。

 2冠王座の統一を宣言する飯伏と、それに反対して1冠のみに挑戦した内藤は、これまで延々と論争を展開。22日には飯伏を「自分から何も発信できない男」と批判していた。この日はバックステージで、飯伏が専門誌、新日本の動画配信サービスなどのインタビューを受けたことに言及し、「“神様”飯伏幸太の頭の中では、この先のビジョンがちゃんとあったってことだね」と一定の理解を示すも、「しゃべることが苦手なら、毎回同じことを繰り返し言えばいい。伝えたいことはしつこいぐらいに言わないと、多くの人になかなか思いは伝わらないからさ。そういう意味では、今回の“神様”飯伏幸太の自分の意見に関して、もうちょっと考え直した方がいいと思うよ。今回のインタビューもタイミング的に遅すぎる」と苦言を呈した。

 だが、最後は「こうして“神様”飯伏幸太の考えを知ることができて、オレはうれしいよ。“神様”飯伏幸太と試合するのは、やっぱ楽しいよ。何回やっても楽しいよ」と対戦を歓迎し、「お互いの意見が対立するのは当たり前のこと。彼の言っていることも正解だし、オレの言っていることも正解だと思う。どちらの意見も間違っていないと思うよ。あとは大阪城ホールのリングで戦うだけ。お互い楽しもうぜ」と呼び掛けた。

 一方の飯伏は「最後の最後にひとつだけ言いたいです。ボクはこの2つのベルトを、2つとも本当に守りたい。だからこそ、これをひとつにしたいと言っている。それが本当に伝わってもらえない。でも、ボクの中では2つとも残すから。絶対残すから。もっともっと上のステージに行くから」と訴えた。

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