新日本・永田、急きょSANADAと一騎打ちで黒星も「まだまだ立ち上がる」
「プロレス・新日本」(17日、後楽園ホール)
内藤哲也が右ヒザの負傷で欠場したことで対戦カードが変更となり、永田裕志とSANADAのシングルマッチが急きょ組まれた。
SANADAは11日にIWGPヘビー級・同インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太に挑戦したばかりで、かつてはエースに君臨したものの現在はトップ戦線から遠ざかっている永田にとっては再浮上につながるチャンスと言える一戦。得意のキック攻撃、ナガタロックIIなどで意欲的に攻め込んだ。
終盤には垂直落下式ブレーンバスターから得意のバックドロップホールドを繰り出したが、SANADAに体を浴びせられてしまい、最後はSkull Endで絞め上げられて、ラウンディングボディープレスでトドメを刺された。
チャンスをものにできなかった永田は試合後、「急きょ決まったカードだけど、ちょうどよかったよ。オレにとっては。どうせ対戦するならシングルが欲しかったから」とサバサバ。「でも、気持ちは負けていない。まだまだ立ち上がる。立ち上がるのは、オレは得意なんで。現状からまた天に昇ればいいだけのこと。まだまだギブアップしない。ネバーギブアップ」と前を向いた。
一方のSANADAは、2011年4月13日に全日本プロレス・チャンピオンカーニバル決勝戦で永田に敗れたことを思い出し、「10年前も同じカードで、同じコーナーだなと、今日思って。なんかヒストリーがあるといいですね。こういうの好きなんですよ」と久しぶりの対戦に感慨深げだった。