新日本・内藤、宣戦布告の本間に丸め込みで連勝「ガッカリだわ。興味ないよ」

 「プロレス・新日本」(25日、後楽園ホール)

 内藤哲也が、一騎打ち実現を目指して宣戦布告してきた本間朋晃を2日連続で破った。

 内藤はBUSHIと組んで本間、マスター・ワトと対戦。BUSHIとともに本間の首を集中攻撃して優位に試合を進めて終盤は一騎打ち状態となったが、本間の多彩なダイビングヘッドバッドこけしで追い込まれる。だが、BUSHIがワトのキックを本間に誤爆させ、最後は前日と同じジャックナイフ式エビ固めで本間を丸め込んで3カウント。前日は本間が猛抗議するほどの際どい3カウントだったことで、この日の内藤は決着がついても技を解かず、BUSHIが見せつけるように何度もカウントした。

 本間以外にグレート-O-カーン、辻陽太からも対戦を希望されている内藤は先日も本間を「論外」と斬り捨てていた。そして、この日も「ガッカリだよ。オレの今シリーズの楽しみ、いやー、ガッカリだわ。何にガッカリか分かる?本間…な分けないでしょ。オレに敗れ続けている本間に、オレは興味なんかないよ。オレの名前を出したから、すんなりシングルマッチが組まれるとでも思ったの。確かにオレは今、忙しくないよ。でも名前を出しただけで簡単に対戦できると思われちゃ困るね」と本間に失望した。

 一方の本間は「今日、アイツに何回(3カウント)取られて負けたんだ。1試合のうちによ。こんな屈辱ねえよ。メチャクチャ悔しいよ」と渋い顔をしながらも、「この悔しさは試合で晴らすしかない。今日で(内藤の相手候補の順位)、1位辻陽太、2位グレート-O-カーン、3位、ダントツで本間朋晃だよ。アイツから何回(勝利を)取れば首位に行けるんだ。アイツとやれるんだ。分かんねえけど、次の長野(28日の長野運動公園総合体育館大会)で絶対取り返してやる」と、内藤戦実現をあきらめなかった。

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