新日本・怒りのテンコジ、エンパイアに連日の報復「30年やってて一番下らねえ!」
「プロレス・新日本」(24日、後楽園ホール)
“ユナイテッド・エンパイア”のウィル・オスプレイ、グレート-O-カーンと抗争を繰り広げている天山広吉と小島聡が連日の報復を行った。
30日に天山はオーカーンと、小島はオスプレイと一騎打ち。6日の試合後に天山がオーカーンの暴行を受けて首を負傷し、欠場に追い込まれたことで抗争が勃発し、前日に復帰した天山はオーカーンをイスでめった打ちする報復に出たものの、反則負けとなってしまった。
この日はエンパイアが仕返しとばかりに入場時に天山と小島を急襲。その後、天山はオーカーンとモンゴリアンチョップを打ち合うなど、激しい打撃戦を繰り広げるも気迫で優位に立つ。だが、オスプレイが背後からイスで天山を殴打、さらに、レフェリーにも暴行を加えて、わずか3分39秒でノーコンテストとなってしまった。
試合後は天山に襲いかかるオーカーンを、怒りに燃える小島が珍しくイスを手にして殴打。オスプレイにはラリアットを放ってリング上から追い払った。UEの2人はリング下で怒鳴り散らしたが、若手レスラーに制止されて引き下がった。
UEの悪行に怒りが収まらない小島は「これがお前たちのやりたかったプロレスか。お前たちの目指すプロレスか。30年やってて一番下らねえプロレスだよ!」と激しく非難。「何のためにやってんだ。やめちまえよ、こんなんだったらよ、ふざけんなよ、てめえら!」と吐き捨てた。
天山も興奮状態で「オイ、岡(オーカーン)、昨日の今日でよくやってくれたな。お前ら試合する気あんのか、殴ったろか、オイ!。今日はやり足らんかったよ。こんなの試合ちゃうぞ。明日もやるけどボッコボコにするで。シングルマッチも関係ない。その前にアイツら殺したる。ぶっ殺すぞ、ホンマに」と声を荒らげた。
一方、オスプレイは「小島、どういうつもりだ。次世代のオレたちを止められると思ってるのか。オレが誰か分かってるのか。今後10年先の新日本の未来はオレの手にかかってるんだぞ」と豪語し、「お前はせいぜいあと5年持てばいい方だ。いや、お前のプロレス人生はあと1週間で終わる。オレがお前を完璧に終わらせる」と予告した。